『おもくるしさを楽しむ』

皆さん、新年おめでとうございます。

今年は雪も少なく平穏な仕事始めとなりました。当社は朝から新年度の方針発表を行い、その後、部署ごとにグループディスカッションを行い、午後から業務を開始しました。

さて、皆さんは今年はどんな一年になると思いますか?

一昨年はコロナショック、昨年はウッドショック、今年は何ショックが起こるのでしょうか。誤解を恐れずに言えば、私はどんなショックが起こるのかとても楽しみです。

大きな社会変化というのはこれまで潜在的にあった課題が顕在化し、一気に加速するということをこの2年間で実感しました。

一昨年のコロナショックで一番変化が加速したのはデジタルシフトですね。建築業界もインターネットを活用した業務への移行が進み、これまで多くの手間暇をかけていた家づくりのあり方を見直す機会となりました。

そんな中、当社で新たに生まれた事業が高性能型規格住宅「エツサス」のボランタリーチェーン事業です。

Webでのプロモーションや設計の規格化によるオペレーションの合理化が見込める、これからのデジタル社会に合った家づくりのあり方となります。これはまさにコロナショックからの賜物でした。

また、昨年のウッドショックで変化が加速したのは外材から国産材へのシフトですね。如何に国内での地産地消、安定したサプライチェーンが大切かということに業界全体が気づき、更にこれまでデフレ状態であった木材価格が適正な価格に見直されたということです。

現状の価格帯が維持できれば木材業界の川上である林業も持続可能となり、未来に向けた森林の循環が確立されます。まさしくサスティナブル(持続可能)な社会の実現につながります。

また、このような大きな社会変化があると仲間との連帯感、一体感が生まれ、チームワークが高まったのも大きな収穫でした。一人ひとりの仕事に向き合う意識が高まり、それぞれが抱える課題に対する取り組みも加速しました。

振返れば苦労や困難も多くありましたが、そのお陰で会社としては大きく成長できた大変良い機会となりました。それも一緒に頑張ってもらえる仲間の存在があったからこその結果であり、改めて自分は人に恵まれていると感じております。

従って、今年もどんな危機、ショックが起こったとしても、ピンチをチャンスに変えていけるという自信がありますし、ある意味で楽しみであるということなのです。

心理学者の河合隼雄氏が「仕事はおもくるしいもの」という言葉を残されています。

仕事の「面白さ」と「苦しさ」は表裏一体であるという意味です。面白いけど苦しい、苦しいけど面白い、面白さが大きいほど苦しさも大きい、苦しさが大きいほど面白さも大きいということですね。

遊びの世界は只々面白いものですが、仕事の世界というのは責任やリスクという苦しさや難しさがある分、やりきった時の達成感や面白さがさらに増幅するのだと思います。

今年も「おもくるしさ」を楽しみながら、より一層、お客様、社会のお役に立てるよう、社員一同、邁進して参ります。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

『主体変容 ~時代変化への適応~』

皆さん、こんにちは。

今年は12月26日から冬期休暇に入りますので今日で仕事納めとなります。業界の一年を振り返れば、コロナ禍に端を発したウッドショック、アイアンショック、合板ショック等のいわゆる資材不足、資材インフレが年明けから始まり今もまだ続いているのが現状です。また、物流や施工の面でも、ドライバーさん、職人さんの不足感もあり、サプライチェーンに対するリスク管理について考えさせられる一年でした。

今年度当社は 「主体変容 ~時代変化への適応~」というスローガンを掲げスタートをしました。世の中の変化に合わせて主体(=自分)を変容(=変える)、つまりスピード感をもって現状よりも成長、進化するという意味です。

自分自身を振り返れば、毎日のルーティンがコロナ前とは大きく変わりました。このようなご時世ですから「免疫力」を高めるために筋トレや体操等の運動、腸内環境を良くするための乳酸菌等のサプリメントの摂取、食事についても細胞を活性化させるオートファジー(プチ断食のようなもの)という食事法を行っています。(ほかにも細かなルーティンがいくつもあります)

お陰様で体の調子はすこぶる良いですし、「健康な精神は健康な身体に宿る」の言葉通り、心の健康状態も良好です。そして心が健康ですと仕事のパフォーマンスも高くなります。明らかに仕事の処理能力が上がっている気がしますし、経営的にも未来に対する打つ手がはっきりと見えていますので不安感は全く無く、ワクワク感しかありません。

自分の評価はこの程度にして、次は仲間(社員)の評価に入りたいと思います。

結論を先に言いますとこの1年で「主体変容」のスローガン通り、会社は大きく変容したと思います。

先ずは新入社員始め入社年次の若い方の成長が著しいことです。建築士やQC検定等の資格取得に貪欲に取り組み、仕事のアウトプットを見ても明らかにレベルが上がっていることに驚きます。

次に中堅クラスの皆さんもリーダー職や多能工、新規事業の業務に挑戦する姿を見て、より一層スキルの幅が広がりたくましくなっていることに感心します。

そして幹部クラスですが個々のマネジメント力が年々向上しており、部門間の連帯感、グリップ力が強くなり、会社としての事業推進の力が一段とレベルUPしたと思います。

このように約220人の社員一人ひとりが自ら変わろうという想いをもって自己成長に取り組み、その総和として会社は大きく変容することができました。

私の一番の喜びは社員の成長の姿を見ることです。何もできなかった新入社員が一人のプロフェッショナルとして仕事をしている姿を見ると本当に感動しますし、仲間がいきいきと愉しく仕事をしている姿をみると本当に誇らしくなります。

そのためには自分自身が誰よりも成長するという覚悟を持って、また来年も変化し続けたいと思います。

本年もお客様、協力業者様、地域の皆様には大変お世話になりました。この場をお借りしまして社員一同、御礼申し上げます。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

皆さま、よいお年を。

『構造躯体コントラクター』

皆さん、こんにちは。

大リーガーの大谷翔平選手がMVPを取りましたね。偉人レベルの凄い人ですが、そのベースには素晴らしい「人間力」があります。高校1年からマンダラチャート(目標達成シート)を活用して技術面以外にも人間性、メンタル、運気に関する目標もしっかりと立てているのですね。インターネットで「大谷翔平 マンダラチャート」で検索すると出てきますので興味のある方はご覧ください。

さて、最近大工さんの不足感をよく耳にするようになりました。国勢調査データでは現在の大工さんの数は全国で約30万人、それが10年後には3割減の21万人になるという予測が出ております。

そうなると10年後の住宅着工戸数の予測から逆算すると大工さん一人当たりの生産性を現在の1.4倍に上げなければいけない計算になります。

また、大工さんだけではなく基礎や屋根、外壁や左官といったあらゆる業種の職人さんが不足していくものと思われます。

そのような職人不足という社会課題に対し、当社では新たな事業として「建て方施工支援」にチャレンジしております。

土台の敷き込みから建て方、壁パネル・断熱施工、サッシ施工、防腐・防蟻施工、防水・気密施工、施工品質検査のための気密測定までを責任施工で行います。また、グループ会社のビルダーズサポート社が地盤調査、地盤改良工事、基礎工事までを行い、地盤から構造躯体までをワンストップで提供できる体制を確立しました。

当社施工の建て方の様子を納めたYouTube動画がありますので興味のある方はご覧ください。


https://www.youtube.com/watch?v=nyN-jD4Rflw

30坪ぐらいの住宅ですと建て方から防水・気密工事まで3日間(延べ20人工)で完了します。通常大工さんが建て方後に一人で施工を行う場合は2週間程度の仕事量になりますのでかなり工期短縮となります。

欧米では大工さんの仕事は躯体工事(フレーマー)と造作工事(カーペンター)で分業されていますが、日本もこれからは構造躯体の施工をプレカット業者が担い、大工さんは造作工事に専念していただくという分業体制の時代になっていくのではないかと考えています。

分業体制のメリットは現場の数を多くこなせるためそれぞれの専門技術が習熟され施工品質の安定化が図れること、また躯体工事を複数の人工で行うため工期が短縮されることですね。

職人不足を解決し、さらに施工品質向上、工期短縮を実現できる画期的な方法だと思います。

現在の施工実績としては延べ10棟ほどです。まだまだ施工スタッフが不足しており請け負える数には限りがありますが、早く多くの現場をサポートできる体制をつくっていきたいと考えております。

地盤から構造躯体までワンストップで提供する「構造躯体コントラクター」として、社会課題である職人不足の解決に向け取り組んで参ります!

『伐って、使って、植えて、育てる』

皆さん、こんにちは。

10月に入っても30度超えの残暑もありましたが、今はすっかり秋らしい気候になりました。外の澄み切った空気が本当に気持ちいいですよね。

さて、10月8日は何の日かわかりますか?

答えは、十と八を重ねて「木の日」になります。

また、10月は「木材利用促進月間」とされ、今回10月1日より、これまでの「公共建築物等における木材の利用の促進に関わる法律」が改正され、「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」となりました。

つまり、これからは公共建築に限らず民間建築はもとより、建築以外においても木材の利用を促進し、脱炭素社会の実現を目指すという主旨に改正されたのです。

当社では国産(中部圏)のスギを使った「フリー板」という製品をつくっています。

フリー板の用途としては建築用ではカウンターや棚板、枠材等に使われます。建築用以外でも家具の材料やDIYで様々なものをつくることができます。

これまでにDIYのワークショップではカフェラックやサイドテーブル、ベンチ等をつくってきました。全てDIYクリエイターのmacaさんのプロデュースです。


  おしゃれなカフェラック   


スタイリッシュなサイドテーブル


       アンティークベンチ   

また、10月30日(土)には石川県のもく遊りんさんとのワークショップで「木の黒板&黒板消し」をつくります。

※イベントチラシはこちら

フリー板の原材料は4㎝×3㎝のスギ材を使用しているのですが、建築用材では使えない曲がりの強いものや節の抜けたものを集成材として上手くつなぎ合わせて製品化しています。価値の低い材料に一手間、二手間かけることで価値を高めているのです。

一本の丸太からどれだけの付加価値を生み出すかが私たちの仕事になります。
ちなみに、丸太は皮からおが屑まで捨てるものは一切ありません。

製品の価値が高まれば素材である丸太の価値も高まります。そうなれば素材生産者の収入が増え、伐った後の植林、育林のコストを捻出することができ、「伐って、使って、植えて、育てる」の本来の森林の循環がつくれるのです。

現在、木材の利用が脱炭素を実現すると言われていますが、それは前提条件として伐った後の植林、育林がされての話しです。しかし、現実は植林がされていない山が少なからず存在しています。

主な原因は丸太の価格が安く、植林、育林のコストを捻出できないのです。また、林業への若者のなり手が激減し、人材不足ということも業界の大きな課題です。

そのためにも私たちは木材製品価値を高める努力を続け、丸太の価値を高めることに寄与しなければならないと考えております。

今年はウッドショック(木材不足)により、木材製品単価としては1.5倍近くになっており国産材業界にとってはウッドチャンスになっています。これを機に国産材の需要が高まり木材業界全体が良い循環にシフトすることを願っております。

そして、「伐って、使って、植えて、育てる」という本来の森林の循環が確立され、脱炭素社会の実現に貢献していきたいと考えております。

『言葉の力』

皆さん、こんにちは。

すっかり涼しくなり屋外のスポーツがしやすい季節になりましたね。私はゴルフの予定が結構入っています。

さて、皆さんは「言葉」が「心に響いた」、あるいは「心に刺さった」という経験はありますか?

また、昔から言葉というのは「何を語るかよりも、誰が語るかだ」といったことも言われます。

「言霊」という言葉があるように言葉のもつ意味よりも、言葉に込められた想いの方が伝わり、その想いに心が共振したときに感動が生まれるのだと思います。そう考えると言葉というのはとても深いですし、仕事においても相手の心に響く言葉を語れるようになりたいものです。

そんな「言葉」をテーマに取り上げ、経営幹部メンバー19名で勉強会を行いました。

事前に書籍を読んでもらい感想文を順番に発表するという内容です。クジ引きで4人1組のグループをつくり、膝を付け合わせて行います。(一部の方はリモート参加)

先ずは1人が感想文を発表し、残りの3人がコメントをします。それを4回繰り返します。その際のルールとしては「美点凝視」で相手の良い点だけを見つめ、「感謝」の言葉を発するというものです。否定的な発言は禁止です。

グループワークの中でポジティブな言葉に多く触れることで、参加者の正の感情を引き出し、場の空気が幸福感に満ちて一体感を醸成するというのが狙いです。

約1時間の勉強会が終了した後は見事に清々しい気持ちになれ、心が上向きになれる体験となりました。

言葉の力を書籍によって頭で理解すると共に、ワークにて体で感じて学ぶことができました。

相手を褒めることや感謝の言葉が大切であることは分かってはいるものの、なかなか現実にはできていないのが正直なところです。むしろ、否定するほうが多いかもしれません。

それでは相手の心に負の感情をつくるだけとなり、これから頑張ろうという前向きな正の感情が生まれることはありません。

「愛語よく廻天の力あり」 

愛のある言葉、すなわち相手を思いやる利他の言葉というのは、世界を好転させる力があるという意味です。

愛のある言葉を発するためには、心を愛の状態にしなければなりません。また聞く側においても先入観を捨て、まっさらな心で聞くことも大切です。

心と言葉はつながっているということを念頭に置き、常に良き心の状態を意識していきたいと思います。

職場に思いやりや感謝の言葉が飛び交い、幸福感に満ちた場をつくることが、ES経営の目指す姿です。社員が口を揃えて「会社に行くと気持ちが清々しくなって幸せを感じられる。」そうなることを夢見て頑張っていきたいと思います。

 
「対話を重ねて感動を共有する」
              企業理念 第3章

『カーボンニュートラルに向けて』

皆さん、こんにちは。

全国的に記録的な大雨が続き、各地で河川の氾濫や土砂崩れが発生しています。この影響で山からの原木の出材が滞りウッドショック(木材不足)が一段と悪化するのではないかと心配しています。

このような異常気象というのは地球温暖化が原因と言われていますが、新聞・メディアでは地球温暖化対策である「カーボンニュートラル」関連の記事を毎日のように目にするようになりました。

「カーボンニュートラル」とは2050年までに二酸化炭素の排出量を森林による吸収分などと相殺して実質的な排出量をゼロにするという目標ですが、自動車業界では電気自動車(EV)へシフトする動きや電力業界ではCO2を排出しない水素やアンモニアを燃焼する技術開発が進んでいます。また、金融業界ではそのような環境意識の高い企業を優遇する新たな評価軸が設けられたり、あらゆる業界でイノベーションが起きようとしています。

我々の住宅業界では省エネ住宅(省エネ等級4)やゼロエネルギー住宅(太陽光発電搭載)の義務化が検討されています。

現時点では2025年に省エネ住宅を義務化、2030年にゼロエネルギー住宅を標準化するロードマップが政府の検討会より発表されました。

現在、当社で供給させていただいている戸建て住宅のスペックの状況を見ますと、省エネ住宅はほぼ標準に近い形になってきていますがゼロエネルギー住宅は全体の3%以下というのが現状です。

我々、業界人としてはこの10年でゼロエネルギー住宅、つまり太陽光発電の搭載を標準的なスペックとして如何に引き上げるかが課題になると考えています。

とはいえ、ゼロエネルギー住宅はコストが高いのでは?と思われる方が多いと思います。たしかにイニシャルコストは高くなりますが、ランニングコストを含めたトータルコストで見ると、実はゼロエネルギー住宅の方が安くなります。

従って、今から新築を建てるなら絶対にゼロエネルギー住宅にした方が良いのです。

コストのイメージをざっくりお話ししますと、4人家族の30坪程度の住宅を想定した場合、建物コスト2,000万円 、太陽光発電の導入コスト150万円、太陽光発電の維持コスト(50年間)100万円、発電効果(50年間)▲450万円、合計1,800万円となります。初期投資である太陽光発電の導入コスト150万円を回収できるのは11~12年あたりで、その後はプラス収支に変わります。

ゼロエネルギー住宅を選択するかしないかで生涯収支で、ざっくり200万円も変わってくるのです。これは年々、売電単価が下がっている以上に太陽光発電の導入コストが下がっているということなのです。

ゼロエネルギー住宅を建てることで地球環境に優しい住宅となり、かつ断熱性能が高いぶん快適に過ごせる、そして月々の光熱費が安いという、3拍子揃ったとてもメリットのある暮らしが手に入るのです。

そして、もう一つお得な情報があります。

それは、今なら国の普及促進策である「補助金」が使えるということです。

「地域型グリーン化事業」の補助金を使うことで最大160万円のお金をもらうことができますので初期投資の太陽光発電費用が実質ゼロになるのです。

ここまで来たらゼロエネルギー住宅を建てた方が圧倒的にお得ということになります。

このような事実がまだまだエンドユーザーの方に伝わっていないのが現状かと思います。

ゼロエネルギー住宅について詳しく知りたい方、また補助金の活用方法を知りたい方、そのほか家づくりで失敗しないコツや上手く行く方法を知りたい方は是非、ウッドリンク・ラボにお越しください。弊社のスタッフがマンツーマンでわかりやすく丁寧にご説明します。

世界的なトレンドである「カーボンニュートラル」に向け、あらゆる業界で変化が加速しています。住宅業界においても最新のトレンド情報をいち早くお伝えできるよう、家づくりラボ(YouTubeチャンネル)やウッドリンク・ラボを通して発信していきたいと思います。

ウッドリンク・ラボHP
http://www.woodlink.co.jp/labo/

YouTubeチャンネル 家づくりラボ
https://www.youtube.com/channel/UCqB8-slcmJne80M0nVP67ng

『ポジティブマインド』

皆さん、こんにちは。

先日、ETUSUS(エツサス)のモデルハウスが富山市と福井市でオープンしました。今後も順次建築され、富山・石川・福井・新潟で計9棟が2021年度中にオープンする予定です。お近くの方は是非、業界最高水準の高性能住宅をご体感いただければと思います。

さて、前回のブログの続編として心(マインド)についてお話ししたいと思います。

そもそも、仕事というのは世の中の変化に合わせて常に現状を改善・改良し続け、進化させていくものです。つまり、新しいことへのチャレンジが欠かせないということですね。

とはいえ、人間の性質として何か新しいことを始めるときには必ずネガティブに考えてしまいます。それは危険から身を守るための一種の防衛本能ですから、それはそれで当たり前なことなのですね。

しかし、大事なのは一瞬ネガティブに思ってからどれだけ、そのことの意味や価値を考えて心をネガティブからポジティブに切りかえられるかがその後の行動を起こせる人と起こせない人との違いなのだと思います。

そして、「意味や価値を考える」というのはその人の価値観が大きく影響します。

例えば、新しいことにチャレンジできることは面白いことであり、自己成長につながるといった価値観の方であれば心をポジティブに切りかえられますが、新しいことは覚えるのが大変で面倒くさく、極力避けて通りたいという価値観の方では心はネガティブな状態のままポジティブに変わることはありません。

また、会社で新たに決まったことを全社員で取り組むことについても前者の方はポジティブな気持ちで責任感を持って取り組みますが、後者の方はネガティブな義務感で取り組むことになります。

特にリーダーの方というのは人の上に立つ立場なので、もしネガティブな義務感で行動する人だとすると言葉や表情、雰囲気からネガティブな波動がメンバーに伝わってしまい、チーム全体が同じようなマインドに染まってしまう可能性があります。(そういう意味でもリーダーの責任は重大です)

そして、ポジティブマインドで取り組むか、ネガティブマインドで取り組むかで、当然アウトプットの成果も変わってきます。

成果が上がれば満足度が上がりさらに良い循環が生まれますし、成果が上がらなければ満足度は下がりさらに悪い循環になってしまいます。

人生の大半を占める仕事の時間をポジティブマインドで行うか、ネガティブマインドで行うか。

皆さんはたった一度限りの人生、どちらの生き方が良いでしょうか?

仕事は辛いものという労働的な価値観ではなく、社会貢献や自己成長といったやりがい、働きがいを求める価値観であるべきだと思います。

なぜ我々は働くのか?

この問いを自問自答し、仕事に対する価値観、いわゆる仕事観を自分の中につくることが大切です。

当社では全社員に「仕事の思想」という本を支給しています。仕事に行き詰まった時や人間関係で悩んだ時、昇格や異動になった時など、何度も読み返すことでその都度新たな気づきが得られます。

仕事観というのは一朝一夕には確立できないからこそ、日々、自問自答し続けることを止めず、自分の考えを深めていくしか方法はありません。

会社のメンバー全員が常にポジティブマインドで仕事ができれば、もの凄いことができるのでしょうね。

想像すると、とてもワクワクします。

先ずはトップである私の率先垂範から。(お決まりの締めくくりですが・・・)今日も心をポジティブに頑張ります!!

『ウッドリンクマインド』

皆さん、こんにちは。

この度、「富山県中小企業経営モデル企業」に指定され、県庁で行われた交付式に出席してきました。このような栄誉ある賞をいただけたこと、先ずは会社の仲間たちの努力に感謝し、これからも慢心することなく気を引き締めて更なる成長を目指していきたいと思います。

さて、先日ある社員からクレドにある「ウッドリンクマインド7つの心得」はプライベートでも参考にさせてもらっているという言葉をいただき、凄いなぁと感心すると共に大変嬉しく思いました。

今回は「ウッドリンクマインド7つの心得」について、そもそもなぜこれを作ったのか、どんな意味があるのか、ということについてお話ししたいと思います。

ウッドリンクマインドを分かりやすく翻訳すると「ウッドリンクの社員として大切にしたい心構え」になります。つまり社員の皆さんに意識してもらいたい心の姿勢を明示したものであります。

これを作った経緯としては、「心(マインド)」が伴わない行動をいくらやってみても、良い成果は生まれないということを予てからずっと思ってはいたものの、なかなかそれを伝えることが難しいと悩んでいたところ、ある企業が社訓のように明示している事例を知り、真似してみようと思ったのがきっかけになります。

私たちの仕事のアウトプットには必ず人間が介在します。そして相手にも勿論、心があります。その相手の心に響く何かがないと本当に良い仕事のアウトプットにはならないと思うのです。

例えば、ブログを書くにしても伝えたことに対する情熱や想い(心)というのは必ず読み手側に伝わると思いますし、ときにその言葉や物語が感動を生むのだと思います。したがって仕事というのは心を込めてつくる一つの「作品」だと私は思っています。

「対話を重ねて感動を共有する」 我が社の企業理念・第3章です。

お互いの心と心が通じあった瞬間に感動が生まれる。決して悪い心では感動は生まれません。如何に良い心を持って日々の仕事や生活を営むかが大切のだと思います。

京セラ創業者の稲盛和夫さんの言葉で、
「考え方(心)×熱意×能力=人生・仕事の成果」という方程式があります。

稲盛さんは考え方(心)というのは-100から+100まであると言われています。つまり、マイナスの考え方(=悪い心)があれば結果は全てマイナスになるということです。

「心」というのは目に見えない存在であり、人類史上まだまだ解明されていない不思議な存在です。

AIやロボットが世の中に普及したときに、人間の持つ知識や技術の大半は置き換わることになると思いますが、「心」だけは人間にしかない力であり、絶対にAIやロボットに換わることはありません。

また、ネットの掲示板やSNS上で心の無い言葉が他人を傷つける事例が枚挙にいとまがありません。

そのような文脈においてもこれからは「心の力」を如何に磨いていくか、ということが現代社会を生きる我々のテーマなのではないでしょうか。

一人ひとりがポジティブマインドで、お互いの心と心が通い合う、そんな素晴らしい世の中を目指す上でも、先ずは自分たちの組織から少しでも心が上向きになるように変わっていければと思います。

『ウッドショック~木材・建築業界のニューノーマル~』

皆さん、こんにちは。

先日、当社が運営する規格住宅VC事業の新ブランド「ETUSUS(エツサス)」の上棟がありました。上棟の翌日には断熱材施工、サッシ取り付け、防水工事までが完了し、これまでの在来工法の場合10日程かかっていた工事が大幅短縮を実現しました。今後の建築業界の課題である職人不足に対する一つの解決策として手ごたえを感じております。

さて、今年に入り木材・建築業界ではコロナショックに続き、「ウッドショック」という緊急事態が発生しています。世界的に木材の需給バランスが崩れ、木材価格が高騰し、国内における木材輸入量が大幅に減少する事態となっています。

原因は、欧米を始めとした国々で新築戸建て需要の増加とDIY需要の増加、それに加え、世界的な巣ごもり需要の増加によるコンテナ船の不足が主な要因です。

従って、木材供給の遅延が理由で予定していた住宅着工が先延ばしになったり、予算が高騰して見合わせになったりということが全国各地で起こっています。そのような現象は今始まったばかりで、木材不足は7月~9月辺りをピークに年内一杯は続くと言われています。

世界情勢ということで情報が日々変化しますし、憶測も含めた様々な情報が錯綜していますので、私たちも正確な情報収集に努め、お客様へスピーディかつ正しい情報を提供していきたいと考えております。

そのようなマーケット環境ですから今年度の住宅着工数はコロナショックによる失業者の増加に加え、木材不足と住宅価格の高騰の影響で大幅な減少が予想されます。

私はこの「ウッドショック」を機に、コロナのニューノーマル(新常態)と同様に、木材・建築業界のニューノーマル(新常態)が始まると考えています。

「ウッドショック」がもたらす業界変化を以下の3つの切り口から考察したいと思います。

① 木材業界のニューノーマル(木材業者の視点)

② 建築業界のニューノーマル(建築業者の視点)

③ 住宅に対する価値観のニューノーマル(消費者の視点)

先ず、木材業者の視点から見た考察は、第一印象としては「ようやく木材の価格が本来の適正価格に戻った」というのが正直なところです。つまり、これまでの木材価格が安すぎたということです。

適正価格という意味は、素材生産者(山主)に対してこれまでの価格以上で購入することで、林業従事者の賃金UPの予算を捻出できること、また、再造林(植林)の予算を捻出できるということです。

林業従事者の賃金と日本の平均賃金の差は年収ベースで100万円程度あるといわれています。この問題が解決されれば、なり手不足の解消につながります。

また、現在は伐採後に再造林(植林)する予算を捻出できないため、山の区画の全ての木を伐採する皆伐(かいばつ)ができず、間伐(かんばつ)で少しずつしか伐採できていない山が多くあります。そのために生産性が上がらず国産材の供給量がなかなか伸びないという結果になっています。

そのような、林業従事者のなり手不足の解消と、皆伐して再造林という流れができれば、持続可能な林業経営が実現し、国産材の供給量の増加並びに安定供給が可能になるという善の循環につながるのです。

そうなることで、これまでの外材需要から国産材需要へシフトしていき、国が目指す木材自給率50%の実現が可能となります。まさに国産材時代への回帰です。


    ※林野庁ホームページより引用

次に、建築業者の視点から見た考察としては、昨今、住宅の価格は高性能化に伴い年々上昇しており、更にウッドショックで拍車をかけることになります。

また、日本の住宅価格は欧米の住宅に比べ2倍近く高く、このまま何も対策を取らなければ住宅を購入できる人が益々減ってしまいます。

従って、私たちはなんとかして今後の住宅コストを下げる方法を考える必要があります。

住宅コストに占めるものはざっくり言って「材料費」と「人件費」の2つです。材料費を下げると性能や品質が下がりますので手を付けられない領域になります。そうなると残るは人件費になります。

人件費とは主に職人さんの施工費と住宅会社の営業費や設計費、現場管理費があります。職人さんの施工単価(=賃金)としては職人不足を考えると下げることは難しく、むしろ今後も上がる要素となりますが、施工に掛かる工数(時間)は「作業の省力化」によって減らすことができます。

また、住宅会社の営業費や設計費、施工管理費も社員の賃金そのものは下げることはできませんが、職人さん同様、営業や設計、施工管理に掛かる工数(時間)を合理化によって削減することは可能です。

何故、欧米の住宅価格が安いのかもうお分かりですね。住宅をつくるための人件費が少ない、つまり生産性の違いなのです。

生産性を高める方法は標準化、合理化、省力化、そしてIT化です。今後はそのようなことに本気で取り組み、日本の住宅も欧米並みを目指す必要があると考えています。つまり、家づくりは手間暇かけるのが当たり前という状態を変え、合理化が当たり前という状態にシフトしていかなければなりません。

次に、消費者の視点から見た考察としては、住宅価格が年々上昇している中、是非、目を向けてもらいたいのは、住んでから掛かる光熱費や保険料、メンテナンス費です。つまり、ランニングコストの少ない住宅を選ぶということです。

① 建物コスト2,000万円+生涯ランニングコスト1,000万円=生涯住宅コスト3,000万円

② 建物コスト2,200万円+生涯ランニングコスト500万円=生涯住宅コスト2,700万円

皆さんはどちらの住宅を選びますか?車を買うのに燃費を考えて選ぶのと同じですね。

ランニングコストが低いということは、ただ価格が安くなるだけではなく、断熱性能が高い分、日々の快適性も高まりストレスの軽減や健康にも良い影響を与えます。

これからの住宅購入の価値観の変化としては、目の前の建物価格だけではなく、建ててからの光熱費やメンテナンス費を考えて選ぶ時代になると思います。

以上が今後予想される木材・建築業界のニューノーマルです。(あくまでも私見です)

話しを冒頭の「ETUSUS(エツサス)」に戻しますが、エツサスは職人さんの省力化と住宅会社の管理コストの削減を徹底的に追求した、生産性の高い規格型の住宅です。

また、建ててから掛かる光熱費や保険料、メンテナンス費などのランニングコストを最小限になるよう設計されたハイスペックな住宅です。

標準仕様としてハイスペックな設計になっていますので、無条件で国土交通省の地域型住宅グリーン化事業の補助金が最大160万円もらえます。上手く活用できれば今回のウッドショックの値上がり分を十分カバーできると思います。

これから家づくりを始める方は是非、「ETUSUS(エツサス)」を検討してみてください。


↓ETUSUSのホームページ
https://etusus.or.jp/

『木と人』

皆さん、こんにちは。

新年度より新しい仲間が加わり、また本社社屋の改装工事もつい先日竣工し、新たな環境での業務がスタートしました。やはり綺麗なオフィスというのは気持ちが良いですね。このオフィスに見合った良い仕事をしていきたいと思います。

さて、当社の杉幅はぎフリー板を使った家具「木と人」はご存知ですか?

↓「木と人」のウェブサイト
https://kitohito.net/

まだまだプロモーション不足でマーケットでの認知度は低いのですが、杉の幅はぎ材そのものはものすごいポテンシャルを秘めた素材だと自負しております。(近い将来MADE IN JAPANで世界的に流通する商品にしたいと密かに企んでいます)

そんな「木と人」の新しいシリーズとして、洗面化粧台や食器棚、そしてキッチンと、いわゆる住宅の水回り商品の開発プロジェクトを現在進めています。

外部スタッフとの協働プロジェクトで建材商社の方、DIYクリエイターの方との異業種コラボでの開発となります。ちなみに家具のほうも家具メーカーさんとの協働プロジェクトで現在も進行中です。

プロジェクト会議では、板の厚みは何ミリがシャープに見えるのか?棚の高さはどの位置が使いやすいのか?木材の仕上げ加工は?耐熱や耐水処理は?様々な課題に対し、それぞれの知見とノウハウをぶつけ合い、時には熱くなりすぎて暴走するようなこともしばしば・・。

商品開発の本質は「イノベーション」であり、イノベーションというのは異質なものの融合によって生まれます。

自分たちだけでは絶対に出てこないアイデアが生まれる瞬間は本当に感動ものです。

ウッドリンクにとってはこのような家具や水回り商品というのはこれまでにはない新しいカテゴリーであり、当然ながら外部スタッフの方とのご縁が無ければ生まれていません。

人と人とのご縁というのはまさに奇跡の出会いですし、その奇跡の出会いによって生まれた商品というのはまさに我が子のようなものだと思います。改めて人とのご縁の大切さと尊さを感じます。

「木」を原点に人と人とをつなぐ。

「木と人」のコンセプトであり、「ウッドリンク」の社名の由来でもあります。

これからも仕事を通じて出会う様々な人とのご縁に感謝し、多様な価値観や考え方に触れることで、自分自身の可能性を引き出し、そして仲間の可能性を引き出し、そのようなスパイラルアップによって成長していきたいと思います。

最後に「木と人」の家具を県内の教育・福祉施設に納入するクラウドファンディングのご案内です。子供たちに本物の木に触れて木の良さを感じてもらいたいとの想いを込めたプロジェクトです。是非、皆さまのお力を貸していただければ幸いです。

↓クラウドファンディングページはこちらから
https://readyfor.jp/projects/kitohito