『木造住宅の倒壊シミュレーション』

新緑の葉が茂る、とても清々しい季節となりました。
私はこの時期が一年で一番好きです。

さて皆さん、自分の家が過去発生した地震で倒壊するか、
しないかをシミュレーション動画で確認できるのをご存知ですか?

私もすでに家を建てた身ですが、いまさら確認をして、
「熊本地震クラスで倒壊します・・・」という結果になったらと思うとゾッとします。
(近々、担当社員の手が空いたときに実施予定です。)

wallstat

これは「wallstat(ウォールスタット)」という木造住宅を対象とする
倒壊解析ソフトウェアで、国土交通省の研究機関である
国土技術政策総合研究所の中川貴文さんが開発された、
業界では画期的なツールなのです。

興味のある方は他にもユーチューブでシミュレーション動画が
いくつか公開されていますのでご覧いただければと思います。

ここで誰もが疑問に思うことが一つあります。
それはシミュレーションの信憑性はどの程度あるのか。

そこで私たちは2016年5月に実施したプレウォール工法の
三次元実大振動実験をウォールスタットを使って再現することにしました。

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その結果、概ね実大振動実験通りの結果となり、
シミュレーションの精度に間違いがないことを確認しました。

次に様々な条件下における検証を実施しました。

地震波(阪神大震災や熊本地震など)、積雪量(0~3メートル)、
壁の量とバランス(耐震等級1~3)、工法(プレウォール以外の工法)、
これらの条件を何通りもの組合せでシミュレーションを行いました。

検証の結果、悪条件が複合的に重なった場合、耐震等級2や3といった
一般的に強いと認識されている建物であっても倒壊するリスクがある
ということが分かったのです。

そのようなことから私たちは、
「建てる前に倒壊シミュレーションを実施すべき」
という結論に至り、現在は社内体制を整備しているところであります。

倒壊シミュレーションの必要性、メリットは大きく3つあると考えています。

1.過去発生した大地震に対し、具体的且つ根拠のある対策が打てる

例えば、シミュレーションの結果、倒壊してしまう建物に対し、
構造用合板をたった一枚張ることで、倒壊しない建物に変わることがあるのです。
ほんの少しの違いによって、命取りになってしまうのは本当に残念です。

2.地震発生後、構造の修復(メンテナンス)がピンポイントでできる

地震発生後は見えない壁の中で、どこが損傷しているかが
特定しづらいわけですが、発生した地震波でシミュレーションを
行うことで損傷個所が解り、ピンポイントで構造体の修復ができるのです。

3.安全・安心な暮らしと共に資産価値を守り続けることができる

良い住宅を建てるための最も重要なファクターは
家族が安全・安心に暮らせることだと思います。
そして、資産価値をゼロにすることなく住み続けられるということです。

世間一般的に、富山県は地震が起こらないというイメージが
あるようですが、それは全くの誤解です。

県内には砺波平野断層帯・呉羽山断層帯が危険度Sランク(最高ランク)
の主要活断層とされており、いつ大地震が起こってもおかしくないのです。

無題
「備えあれば憂いなし」

ウッドリンクは木構造のプロフェッショナルとして
常に最新の技術を研究し続けると共に、お客様の安全・安心を支える
ベストな耐震構造をご提案していきたいと思います。

『あるべき耐震設計とは何か』

皆さん、こんにちは。

ここ数日で急にあたたかくなり、桜も開花したと思えば
あっという間に満開になりましたね。

さて、2016年4月14日の熊本地震から早くも2年が
経過しようとしています。

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住宅被害で約18万棟、人的被害が約2,500名という大惨事でした。

それは数百年に一度発生すると想定されている「震度7」が
立て続けに2度も発生するという大変ショッキングなものでした。

私たちウッドリンクは、これまで震災が起こるたびに、
耐震における知見を得てきました。

1995年の阪神淡路大震災では建築基準法で想定する
震度6を上回る、震度7の巨大地震が発生し、
木造在来工法の耐震性の低さが露呈しました。

2011年の東日本大震災では、本震の後、震度4以上の
強い余震が数年にわたり300回以上発生しました。

そして熊本地震では震度7の巨大地震が2回連続で発生しました。

これらの震災の度に私たちは、プレウォール工法の
同条件での性能検証を行ってきました。

そこで今回、熊本地震発生後に専門家による現場調査で判明した、
新たに得た知見をお話ししたいと思います。

最も被害の大きかった熊本県益城町で「耐震等級2」
(建築基準法の1.25倍の性能)の住宅が倒壊したのです。
そしてそこから数十メートル離れた場所で
一般的な性能の住宅が倒壊しないという現象が起きました。

なぜ地震に強い家が壊れ、普通の家が残ったのか。

それは地盤の固さの違いにありました。
地盤が固ければ建物は揺れにくく、柔らかいと揺れやすいのです。

つまり建物を建てる前に地盤の固さを調査し、
揺れやすい地盤であれば建物を強固にする必要があるのです。

おそらく倒壊した住宅は、一般的に耐震性能が高いと認識されている
耐震等級2でも足りなかったということなのです。

そこで今、業界で注目されているのが「微動探査」という新しい技術です。

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微動探査とは、地盤が体感できないほど僅かに振動している
動き(微動)を観測する地盤調査手法です。

現在の住宅の耐震設計は、地盤の揺れやすさや積雪荷重の有無といった
建築地固有の条件は設計上考慮しなくてもよいというルールになっています。

そんな規制の緩い住宅業界では、住宅メーカーが「地震に強い」
というキャッチフレーズをよく打ち出していますが、
それは極めて根拠のないスローガン的なものが少なくないのが現状です。

例えば、阪神淡路大震災クラスでも耐えられるのか。連続地震はどうなのか。
一棟一棟、それぞれの建築条件に合わせて検証する仕組みがあるのか。

本当に地震に強い建物を造るときには、地盤の固さ、積雪荷重、
壁の配置バランスといった固有の建築条件を全て考慮した検証、
シュミレーションが必要なのです。

鉄骨造や鉄筋コンクリート造のビルなどは
当然そこまでの検証を行わないと建築許可が下りません。

私はこれからは住宅もビルと同様、
しっかりとした個別の耐震設計が必要になると考えています。

住宅を建てては壊す時代は終わりました。

また、災害というものはいつも想定外のことが起こるもの。
たとえ戸建て住宅であっても万全の備えをするべきだと思います。

今は人生100年時代と言われますが、
住宅の寿命も100年時代ではないでしょうか。

私たちウッドリンクは「あるべき耐震設計とは何か」を問い続け、
どんな地震にも負けない、安全で安心な家づくりを進めてまいります。
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『研修旅行2018 ~仲間との愉しいひととき~』

皆さん、こんにちは。

大雪の影響もおさまり普通に仕事ができることが有り難く感じます。

先日、毎年恒例の社員研修旅行に行ってきました。
行先は和倉温泉「加賀屋」さんです。

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地元北陸での1泊2日ですから社員全員で行けるのが一番のメリットです。
今年は新年互礼会があいにくの大雪で中止になってしまったので、
社員表彰も今回の旅行で行うことにしました。

また、学びの要素も取り入れたいと思い、
書道家で有名な武田双雲先生の講演を企画しました。

講演会案内 

そして顧客満足度36年連続日本一の加賀屋さんのおもてなしを
体験できることも大きな学びとなります。

このように職場を離れて、仲間とコミュニケーションが図れ、
ともに学べるというのは大変意義のあることだと考えています。

先ずは、武田双雲先生の講演での個人的な気付きを紹介します。

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「目の前で起きていることは奇跡の結果、
その奇跡の瞬間に感謝して人生を生きる。」

「世の中に面白い仕事は存在しない。どんな仕事も単調で
面白くするのは自分次第。与えられた仕事にどれだけ想いを
込められるか。それが仕事の価値を定める。」

このような話というのは知識として知っていることではありますが、
なかなか実践が難しいのが現実ですね。

それを見事に実践されているのが武田双雲先生で、
実践されている人から聴くと、素直に納得できますし、
自分もやってみようという気になるのですね。

まさに「何を語るかではなく、誰が語るか」ということです。

そして武田先生の話で元気をもらった後は、
日本一の温泉に入り、ありがたさ満点の状態で懇親会に突入です。

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美味しいお料理をいただきながら、資格取得者表彰、改善提案表彰、
チャレンジャー表彰があり、その後はメインイベントの余興大会です。

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各部署からの選抜メンバー6チームによるステージで、
大いに盛り上がりました。

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この姿こそ、我々が目指す企業風土だと感じました。
他人を喜ばせるために、自ら主体的に考え、
チームで協力しながら事前準備を行い、実行に移す。

そこには会社からの指示命令は一切なく、全て自分たちの判断で
行うという、まさに「主体的な組織」の姿がありました。

そしてその場には沢山の笑顔があふれ、
幸せな波動が飛び交っていました。

今回、武田双雲先生の講演、そして社員達の余興で学んだことがあります。

「リーダーがワクワクするような夢を語り、元気をもらった社員が
自ら主体的に働き、お客様の満足を創る。」

この姿こそが我々が目指す理想の企業像です。

今年の研修旅行も沢山の元気をもらえた本当に愉しいひとときでした。

改めて仲間(社員)に感謝です!

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『想定外から理想の姿へ』

皆様、新年おめでとうございます。

今年は明治維新から150年。そして「平成」最後の一年となり、
時代の変わり目の年になりそうですね。

ウッドリンクにおいても今年は「転換の年」にしたいと思います。

新年にあたり、毎年恒例の新年度方針発表会ならびに
新年互礼会を開催しました・・・。と始まる予定だったのですが、
先日の大雪により、中止を余儀なくされました。

新年互礼会は全社員が一堂に集い新年を祝うパーティーで、
毎年楽しみにしている恒例行事なのですが、
過去前例のない当日キャンセルという大変残念な結果となりました。

そこで、新年互礼会は諦めるとしても、新年度方針発表会は
どこかで実施しなければいけません。

協議の結果、これまでにはない新たなスタイルを試みました。

昨年までは、新年度方針発表のあとに新年互礼パーティーがあり、
その後、間髪を入れずお酒が入り、飲んだあげくには聴いた話は
ほとんど記憶に残っていないという、よくありがちなパターンでした。

そこで今回は、方針発表のあとの記憶が鮮明なうちに、
部署ごとでグループディスカッションを行い、経営方針の理解を
深めるとともに自部署の現状の問題点を出し合います。

問題点が出た後に、新年度の経営方針と照合し、
具体的実施計画に落とし込むといったプロセスです。

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手法は付箋になんでも思ったことを書き出す
「ブレーンストーミング」です。

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予想以上に若い方たちも積極的に参加していました。

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このようなプロセスにすることで、今まで以上に現場の実状を踏まえた
ボトムアップ型の年度計画になるのではないかと考えています。

正直、これまでの経営計画は方針として「こうありたい・・」を最優先に
位置づけ、「そうはいっても現実は・・」といった現場の声を
あまり吸い上げられていませんでした。

その結果、現場の人たちにすれば納得感に欠ける年度計画となり、
結果的に、どこか「やらされ感」のある仕事になっていたことが否めません。

今回、一見、不運に思う気象災害というハプニングから端を発し、
このようなあるべき新年度計画策定プロセスにつながり、
つくづく「人生は面白い!」ということを感じています。

本来であれば自分たちが現状のやり方に問題提起をし、
改善すべきことが、天の導きによって気づくことができました。

「人生で起こること、全て深い意味がある」

私の好きな言葉です。

何事もポジティブに解釈できる強いマインドをもって、
今年も邁進していきたいと思います。

『改革リーダー研修・終講』

皆さん、こんにちは。

クリスマスも終わり、年内残すところあと数日。
個人的にはやらなければならないことがまだまだ片付かずバタバタしてます。
(段取りの悪さに反省です)

さて、今年の新しい取組である「改革リーダー研修」全6回の講義が終了しました。

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6回の講義の合間には私との個人面談を一人当り3回ほど実施し、
各人の取組の進捗確認と、今後に向けたアドバイスを行いました。

講義の内容は、リーダーの心構えや役割に始まり、全社の業務内容の理解、
現状の課題について、座学とグループ討議で学びました。

また、会社の経営状態を正しく把握し、何が課題なのかを考えられる思考を
養うために、財務諸表の見方など経営指標を学びました。

改革を実行するためには、強いリーダーシップは勿論、全社最適で
考えられるための全社的な業務知識と経営視点が必要なのです。

いわゆる社長の視点ですね。

これだけでは勉強して終わりになりますので、実践型研修として、
個人の課題に対して目標設定を行い、日々の業務の中で実行し、
毎回進捗の発表を行いました。

約6カ月の期間でしたが、既にいくつもの成果が上がっており、
「みんな、やればできる!」ということが強く実感できました。

今回の研修で、経営視点をもって課題形成する力、改革を実行する苦労、
そして何よりも成果が上がった時の喜び、そのプロセスで得た自分の成長。

9名の若手人財にとっては大変貴重な体験だったと思います。

5月のスタート時よりも明らかに面構えが違いますし、
視座が一つ高いレベルに上がり、研修中の発言内容も随分変わりました。

「改革リーダー研修」はこれで終わりと思いきや、実はこれからが本番なのです。

1期2年スパンで考えており、本当の卒業は2019年3月になります。
これからはこの6カ月でインプットしたことを残りの1年でアウトプットを行います。

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取組みテーマは、
「社員が会社を好きになり仕事が面白くなれる環境づくり」です。

このテーマに基づく様々な企画を、9名の改革リーダーが実行していきます。

企業理念 ES=CS、社員満足がお客様満足を創る。
先ずは社員満足、それがあれば自然とお客様満足はついてくる。

今年もこの理念の基、様々なことに取り組み、多少は成長できたかと思います。

本当に素晴らしい一年に感謝します。

また来年がどんな年になるのかとても愉しみです。

Vision

Vision

『一生懸命』

皆さん、こんにちは。

気がつけば今年も残り1ヵ月。

年始に手帳に記した個人目標を読み返してみますと
概ね達成できそうな感じです。

さて、今年度、会社の中で最も緊張感を持って必死に仕事をされた人といえば、
新卒社員の3名かと思います。

3名は入社されてから研修カリキュラムを終了し、その後は
それぞれの部署で専門業務を学び、現在は先輩のサポートを
受けながらですが第一線で活躍しています。

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そんな彼ら彼女らの仕事ぶりから、見習うべき大切なことがあります。

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それは仕事に対する姿勢、「一生懸命さ」です。

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新入社員だから当然と思いがちですが、決してそうではではなく、私たちも
一人の職業人として、持ち続けなければいけない大切な基本姿勢だと思います。

しかし、世の中を見渡した時に、どう見ても「一生懸命さ」が感じられない
という方は決して少なくありません。

私たちは仕事では業者という立場でお客様はじめ様々な人と接しますが、
仕事が終われば逆に消費者という立場で様々な業者と接することになります。

例えば、買い物に出かけたときに店員さんの態度が悪かったらその人からは
買いたくないなぁという気持ちになります。また、態度が悪いまでは行かなくても
無表情でマニュアル的な対応となると、あまり良い気持ちにはなれませんよね。

一方で一生懸命、懇切丁寧に対応していただいたときは気持ちが良いですし、
次回もこのお店で買いたいと思います。

この「一生懸命さ」が伝わるのと伝わらないのでは、
相手に与える印象が全く違ってきますよね。

これは職場の人間関係、上司・部下の関係や部門間・工程間の関係も
同じことが言えると思います。

私たちは仕事では「自分」が他人から見られ、
仕事を離れれば自分が「他人」を見ているのですね。

ではこの「一生懸命さ」というのはどうすれば出てくるのでしょうか。

一言で言えば「心の姿勢」です。

では「心の姿勢」とは何か。

私は大きく2つの「想い」があるのではないかと思います。

1つ目は、成長したいという想い。

新入社員の方たちを例にすると分かり易いのですが、彼ら彼女らは
自分の未熟さが見えています。それを自覚した上で頑張って良い成果を残したい、
そして、その未熟な部分を克服して、成長したいという想いを持っています。

この想いが何故か年月が経ち、仕事を覚えてくると、薄れてきてしまいます。

ポイントは何年経とうが、常に「志」を高く持ち続け、自分の未熟さを見つめながら、
成長していくということではないでしょうか。つまり、慢心しないということですね。

2つ目は、時間を大切にしたいという想い。

今、この瞬間しかないと思うとき、人間は一生懸命になります。
例えば、滅多に会えない人との貴重な時間、
滅多に行けない海外旅行中の貴重な時間など。

このように、一期一会の気持ちで時間を意識したときも
一生懸命取り組めると思います。

ここでもう一つの真実があります。

「人生は一度しかない」

そして、人生のこの一瞬は、今しかないのです。
過去もない、未来もない、あるのは永遠に続く今だけなのです。

そう想えば、人間いつだって一生懸命になれるということに
気づかされます。

3名の彼ら彼女らが、これからもずっと「一生懸命さ」を忘れずに、
人間成長の道を歩まれることを願っています。

そして、私も共にその道を歩んでいきたいと思います。

ライフワークとしての使命感を持とう

『不易流行』

皆さん、こんにちは。

街路樹の葉が赤や黄色に色づき、秋の深まりを感じる今日この頃。

早いもので今年度も折り返し地点を超え、下半期がスタートしました。

当社では各部署ごとに半期の振返りを行い、
下半期に向けて新たな実施計画に取り組んでいます。

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   全体朝礼にて経営計画進捗の共有

今年度、全社の重点取組課題として、労働環境及び職場環境の改善
というテーマを掲げています。これは政府がすすめる「働き方改革」
のことで当社もご多分に漏れず取り組んでいます。

これまでは、「お客様のためなら長時間残業は当たり前…」、
「プライベートより仕事が優先…」といった、今のご時世、
到底受け入れ難い価値観で仕事をしてきました。(私もその一人です…)

先ずは我々、管理職が昔の古い仕事観を捨て、今のご時世にあった
新しい価値観をしっかりと腹に落とすことが必要です。

これからはAI(人工知能)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)といった
先進技術が世の中を大きく変革する時代。

それに伴って私たちの仕事のあり様も、マンパワーではなく、
社員一人ひとりが創造性を発揮し、みんなの知恵を集結して
イノベーションを起こし続けるというビジネススタイルが求められます。

そのような「社員一人ひとりの創造性」を生みだすためには、
やはり、考える仕事にシフトする必要があり、
そのためには「精神的余裕」と「時間的余裕」がなければならないのです。

我々リーダーはそのような思想を持った上で、長時間労働の抑制に向け、
様々な業務改善・業務改革を行う必要があります。

そこで改善・改革を行うにあたり、気をつけたいポイントについてお話ししたいと思います。

それは、「不易流行」という考え方です。

変えてはいけないこと(仕事の本質)、変えなければいけないこと(改善・改良)
をしっかりと見極めた上で、改革していくことが重要という考え方です。

一番まずいのは、変えてはいけないこと(仕事の本質)を変えてしまうことです。
そうなると本末転倒で、改善どころか更なる悪化を招くことになります。

その一つが社員間(特に上司・部下)のコミュニケーションです。

ルーティン業務の見直しで、不要な会議やミーティングを減らすのは良いのですが、
肝心なことまでメールや電話で済ませてしまったり、時間短縮のために説明を割愛
してしまうなど。

仕事上、何かを伝えるときに必ず面と向かって対話しなければいけない場面があります。
「納得感のある合意形成」という視点ですね。

もう一つは、成果を上げるための”ツボ”や”コツ”といったノウハウの部分。

これは難しい高度なスキルではなく、わりと単純な基本動作的な要素が多いのですが、
いつの間にか意識が薄れていき、やらなくなってしまうということがよくあります。

単純で簡単なことほど省略してしまい、なぜか物事が上手く進まず成果が上がらない、
といったことや、取り返しのつかない重大なミスにつながるといったことが
過去に何度もありました。

また、いくら業務の改善・改革を行ったところで、職場の人間関係の不調和や、
やりがいの感じられない仕事では確実に生産性は低下します。

そうやって深掘りしていくと、やはり変えてはいけないことの本質は
企業理念 「ES=CS」 であることに気づかされます。

社員満足(ES)無くして生産性向上は無い。

部下の心のケアを手抜かりにして、いくら業務改革をしても効果は極めて限定的です。

仕事の価値、目指すビジョンを鮮明化し、部下が日々の仕事にやりがいを感じられる
職場環境をつくることが我々リーダーの使命です。

私は、ES向上こそが生産性向上につながると確信しています。

今一度、企業理念「ES=CS」に照らし、自社の不易(本質)は何か、
ということを熟考し、明確な指針をもって「働き方改革」を進めて参ります。

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   ウッドリンクラボ(2017.10.27)

『ポートランド視察(後編)』

今回の視察研修の目玉は「ストリート・オブ・ドリームズ2017」という、
ポートランドで毎年夏に開催される高級住宅の展示会です。

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地元のビルダーが超ハイスペックな住宅を建築し、分譲住宅として販売されます。
また、一般来場者や建築の専門家によるコンペも行われるというアメリカ屈指の
住宅イベントなのです。

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アメリカの住宅業界における最先端のトレンドを発信していることから、
約一カ月の開催期間中には一般消費者からプロの業界関係者まで、
5万人を超える来場者があるそうで、当日も会場は大変賑わっていました。

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ポートランド中心地から少し離れた自然豊かな閑静な住宅街に
5棟の住宅が建築されていました。建物面積は全て100坪超、
分譲価格(土地含む)は1億5千万円~という、いわゆる大豪邸です。

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まさにアメリカ映画に出てくる庭付き、プール付きのアメリカンドリームな家です。
その夢の住宅展に、初めて日本の企業が出展したのです。

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                  「SUTEKI」の外観

建築主は当社が大変お世話になっているナイス株式会社(Suteki America Corporation)
さんで、今後、アメリカの住宅市場で「SUTEKI」というブランドで事業展開される予定です。
是非、住宅版レクサスを目指して頑張っていただきたいと思います。

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                  「SUTEKI」の外観

設計は新国立競技場の設計をされた建築家の隈研吾氏。

隈さんと言えば著書「負ける建築」で有名ですが、負ける建築とは自己主張せず、
周囲の環境に溶け込む建築のことで、自然素材の「木材」を多用するデザインが特徴ですね。

新国立競技場にもたくさんの木材が使用される予定です。

隈さんは21世紀は木の時代、木が新しいトレンドになると提言されています。
木は柔らかく、人に優しい素材、人を引き寄せる力があると、様々なメディア等で
語られていますが、木材業の端くれの私も全く同感です。

このような権威ある方が木の良さを発信していただけるのは
私たち業界人にとっては大変有り難く、心強いものです。

「SUTEKI」の設計コンセプトは大きく2点。
「クロスカルチャー(異文化の融合)」 「サステナビリティー(持続可能性)」

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アメリカと日本の暮らし・文化を融合した空間構成、サステナビリティーな素材
である木材も、アメリカ産と日本産を融合させてのコーディネートになっています。

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       国産杉のドアとアクセントウォール

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       アラスカイエローシダーのルーバー

構造は鉄骨と木造のハイブリッド(混構造)で、メイン空間のLDKは鉄骨造
にすることで吹き抜け&大開口の空間となり、室内から外の自然を一体として
感じれる最高に居心地の良い空間となっています。

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                  「SUTEKIの内観」

内外をつなぐ深い軒下や縁側というのは、これまでのアメリカの住宅にはない
大和ごころの設計手法ですが、自然を大切にする価値観のポートランドの人には
間違いなく受け入れられる空間だと思います。

コンペでは予想通り、最高賞「ベスト・オブ・ショウ」を受賞されたそうです。

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今回のポートランド視察研修での一番の収穫は
「木」の素晴らしさと未来の可能性を実感できたことです。

これからは、社会も、企業も、人も、サステナビリティ(持続可能性)な
理念・生き方を追求していく時代ですし、そんな私たちのライフスタイルに
必要不可欠なのが、やはり「木」であると確信できました。

「木と人と未来をつなぎ、結ぶ。」

改めてその覚悟を定め、邁進して参ります。

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「ポートランド日本庭園文化会館」隈研吾氏設計

『ポートランド視察(前編)』

皆さん、こんにちは。
読書の秋、スポーツの秋、秋は何をするにしても良い時期です。
今しかできないことを思う存分楽しみましょう!

さて、この度アメリカ・オレゴン州のポートランドへ行ってきました。

ポートランドは今、世界的に注目されている街で、

全米で最も住みやすい街
全米で最も環境にやさしい街
全米で最も自転車通勤者にやさしい街
全米で最もベジタリアンにやさしい街

等々に選出されています。

人口も2000年比で24%増、住宅価格が2012年比で1.6倍。
全米からの移住者が後を絶たない人気の街なのです。

何が人気かというと、ビオトープやオーガニックといった自然を大切にする価値観、
サステナブル(持続可能性)な社会を本気で創ろうとする精神、
多様な価値観を受け入れる寛容な文化、

そのような理念・生き方に共感する人々、特にクリエイティブな若者や
環境意識の高い富裕層が集まる街なのです。

都市の木造化・木質化が進んでいます

   都市の木造化・木質化が進んでいます

古い倉庫をリノベーションしたランドリー

  古い倉庫をリノベーションしたランドリー

オーガニック野菜や果物のマーケット

   オーガニック野菜や果物のマーケット

暮らしやすさという現実的な点でも地震やハリケーンなどの災害がほとんどない、
消費税が掛からないといったことも理由の一つかと思います。

また、北米のなかでもオレゴン州は木材の産地で、米松や米杉、米ヒバといった
木材が原木や製品で世界中に輸出されています。

このような木材産業の盛んな地域から、サステナブルな街が醸成され、
地域経済も活性化するという好循環を創り上げた、先進的な事例を
肌で感じ、学ぶ、というのが今回の視察研修の目的であります。
(決して遊びではありません。笑)

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今回の視察先の一つは米松の製材工場 「コロンビアビスタ」。
品質要求が厳しい日本向けに特化した製材工場です。

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先ず最初に感じたのは社長はじめ従業員の皆さんのいきいきと働く姿です。
自分達の仕事に誇りをもって働いているという雰囲気が伝わってきます。

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コロンビア川とマウントフッドが一望できる素晴らしい自然環境、
木材というサステナブルな資源を扱い、地元でも最上級の丸太を専門にした製材。

企業の社会的価値とモノづくりへの拘りが、「仕事の誇り」の源泉なんだと思います。

アメリカは転職が一つのステータスとなるビジネス文化がありますが、
この製材工場は離職率が一般的な企業と比べ極めて低いそうです。

当社も工場の立地条件(自然環境)は適いませんが、社員が働きやすい環境を整備し、
木材というサステナブルな資源を扱っているという社会的価値、品質に拘ったモノづくり、
ということを社員一人ひとりが改めて認識することが必要だと感じました。

そのような誇り高い仕事を通じて、一人ひとりがそれぞれの目標に向かって成長出来れば、
この上ない喜びが感じられるものと思います。

ビジョン「働き甲斐NO,1の誇れるブランド企業」の実現を確信できた体験でした。

後編へ続く

『北陸の家づくりポータルサイト』

皆さん、こんにちは。

まだまだ残暑厳しい日が続いていますが、
しっかり乗り切って、涼しい秋を迎えましょう。

この度「北陸型木の住まい研究会」のホームページがリニューアルしました。

画面

目指したい姿としては、北陸の家づくりに関する有益な情報が発信され、
地域の優良工務店に出会える、エンドユーザー様のための
「北陸の家づくりポータルサイト」です。

昨今、お客様が家づくりをする際の情報源となる媒体が、雑誌や広告等の
アナログ媒体からWebやSNS等のネット媒体にシフトしています。

そこで「北陸型木の住まい研究会」の存在を知っていただく手段として、
これから家を建てられるお客様に耳寄りな情報を、Web上で定期的に
お届けするサービスを始めました。

スクリーンショット (10)

内容としては、ウッドリンクの得意分野である木材の効能、省エネ対策、
地震対策は勿論、土地探しのポイントや間取りの考え方など、
家づくり全般に関わる情報を発信していきます。

情報の質についても一般論ではなく、北陸特有の気候風土や生活様式、
地元マーケットの特性などを踏まえた、北陸の家づくりにおいて、
価値あるものにしたいと考えています。

また、家づくりには欠かせない工務店様の住宅見学会や家づくり勉強会などの、
体感・体験イベントの情報も発信していきます。

もう一つの新しいコンテンツとして、加盟工務店様の施工実例が閲覧でき、
そこから気に入った会社のホームページにつなげる仕組をつくりました。

現在はまだ、実例写真数が少なく見応えに欠けますが、
工務店様のご協力のもと、充実させていきたいと考えています。

スクリーンショット (11)

また、先日オープンした福井コンピュータの3Dバーチャル展示場ともリンクしています。

北陸で家を建てるなら誰もが一度は訪れる「北陸の家づくりポータルサイト」を目指し、
コンテンツサービスを充実していきます。

ネット社会となった現在の世の中には膨大な量の情報が溢れており、
世界的にはフェイク(偽)ニュースもまん延しているそうです。

これからは本当にお客様が知りたい、「正しい情報」、「価値ある情報」
を提供していくことが企業には求められます。

私たちウッドリンクは単なる「材木屋」ではなく、「暮らし提案企業」
への進化を目指し、地域社会に貢献していきたいと考えています。

微力ですが、工務店様の縁の下の力持ちとして邁進するべく、
あくなき挑戦は続きます!

新しくなった「北陸型木の住まい研究会」ホームページを是非ご覧ください。
http://www.hokuriku-kinosumai.com/