『大局観』

皆さん、こんにちは。

3月、4月は公私共に行事の多い時期ですが、ほとんどのものが中止または延期となり、日々の生活に味気無さを感じる今日この頃です。とは言っても一日も早いウイルス終息を願い、耐え忍びたいと思います。

さて、4月から新年度がスタートしますが、当社としては組織体制を刷新し、大きな変革にチャレンジする一年になります。

先日、事業戦略と具体的実施計画の説明会を行いました。(コロナウイルス対策で動画配信にて実施)

このような大きな変革にチャレンジできるのも、まさしく社員が成長しているからできることで、優秀な社員に恵まれていることに改めて有り難く思います。

それぞれが新年度から新たな環境で、新たな仲間やお客様と、新たな業務、仕事に向かうわけですが、この「新たな仕事」に取り組む際に心掛けたい大切なことが1つあります。

それは、「大局観」を持つということです。

これは新たな仕事に限らず、既存の仕事でも同様なのですが、特に新たな仕事では失敗の連続が予想されるわけですから、失敗の損失を最小限に抑えるためにも「大局観」が大切になります。

「大局観」を辞書で調べると、

・全体的な状況や成り行きに対する見方・判断
・的確な形勢判断を行う能力

というように書いてあります。

同じ意味合いで「木を見て森を見ず」とか「物事を俯瞰して見る」というような言葉で語られることもありますね。

では、「大局観」を持つためにはどうすれば良いのか?

それは組織や業務の「全体像」を理解するということです。

自社の商品はどのようなプロセスで出来ているのか、どのような人が携わって仕事をしているのか、どのようなお客様がどのようなサービスを求めているのか、また、様々な因果関係や利害関係を理解するということです。

住宅で例えれば屋根から基礎までの構造について、どんな部材がどのように組み合わさって構成され、荷重や地震力がどうように流れるのかを理解するといったところです。

仕事の「全体像」が理解できていれば、何かの事象が起きたときに、それは全体プロセスのどの過程なのか、どんな経緯で今に至るのか、今後どのような過程へ進むのか、誰に利害が生まれるのか、であればどのような判断が適切なのか、ということを「仮説検証」できるようになります。

いわゆる「仕事の動きや流れが見える」というやつです。

仕事の動きや流れが見えるようになれば、物事の本質も見えるようになりますので、結果的に良い成果を生むことができ、そしてなにより仕事が格段と面白くなります。

スポーツ観戦もルールを解らずに見ても面白くないのと同じで、(私はラグビー、ワールドカップがそうでした)ルールや仕組みを理解しているから面白いのです。

新年度から始まる新たな仕事に限らず、既存の仕事においても、改めて「大局観」=仕事の「全体像」を再確認してみてはいかがでしょうか?

「仕事の面白さを発見しよう」
       企業理念 第一章・第二項

『引き受け』

皆さん、こんにちは。

新型肺炎のニュースが連日報道されていますが、日に日に他人事から自分事へと意識が変わってきているのではないでしょうか。本当に一日も早い終息を祈っております。

さて、当社もいよいよ年度末が近づき今年度の業績も固まりつつあります。毎年、3月末時点での事業活動の結果が「決算書」という形で細かく数字で示されます。

これはどの会社にも共通している極めてオフィシャルな会社(=私)の成績表ではあるのですが、実はもう一つ、当社独自の重要な経営指標があります。

それは「ES調査」、社員の満足度調査です。

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毎年この時期に実施をしており、私にとっては決算書以上に重要な成績表です。

ES調査の結果を見る時には相当な心の準備が必要になりますし、そして結果を見た後は正直、憂うつな状態がしばらく続きます。これは決算書では決して起きないことです。

そのような憂うつな状態から抜け出すときに、自分に言い聞かせる言葉があります。

「引き受け」

憂うつな状態になる主な原因は「他責」です。自分の思い通りにならないことをいくら嘆いてみても何も解決しませんし、自分が辛くなるだけです。

ES調査に書いてあることは社員それぞれの「真実」であり、その全てを「自責」で引き受けることで、心に重くのしかかっていたものが不思議なほど軽くなっていきます。

そして、前向きに解決策を考える自分が現れるのです。

尊敬する田坂先生の言葉に、

「人生で起こること、全て自分に原因がある」

こう思うことは一見とても辛いように思える言葉ですが、実は逆で、前向きな考え方に転換する心の技法なのですね。

「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」

この言葉もまた真実で、何かを変えたいのであれば自分ができることをやるしかない、その方法論を前向きに考えるための心の姿勢が「引き受け」なんだと思います。

そのように私も心の姿勢を整えES調査報告書のページを開いたわけですが、結果から先にお話ししますと、昨年からみて満足度が少し向上し、不満足度が少し減少したという感じです。

まさに「ローマは一日にして成らず」ですね。

今年度を振り返れば、経営と現場をつなぐ、マネジャー、リーダーが経営側、現場側の両方に対し、きめの細かいコミュニケーションを行えるようになってきたことが一番大きな成果かと思います。

それでも我々が目指すありたい姿から見れば、まだまだ課題は多いのが現状で、決して220名の社員の隅々まで、相互理解が行き届いているとは思えません。

会社というのは、それぞれ性格や価値観の違う人が集まった組織集団ですから、一朝一夕に全員が相互理解とは行きません。

社員一人ひとりが、あの人はこういう人だから・・と割り切らずに、どうしたら良い関係を築けるかを考え、粘り強く対話を重ねるしかないのだと思っています。

どんなに苦手な相手であっても全てを引き受けることができる、心の強い社員が育っていくことを願っています。

組織の先頭を走る自分自身も肝に銘じてこれからも歩みを続けたいと思います。

「対話を重ねて感動を共有する」
            企業理念 第3章

『自己の能力を磨く』

皆さん、こんにちは。

2020年は記念すべきオリンピックイヤーですが、ウッドリンクも設立65周年の節目の年になります。今年は会社として新たなステージに向けた飛躍の年にしたいと思います。

さて、毎年の恒例行事である新年互例会も終わり、現在はそれぞれの部署にて新年度の経営計画の策定に入っています。

当社にとって2020年は中期三ヵ年経営計画のスタート年になります。これからの令和の時代は激変の時代、ウッドリンクも事業そのものから抜本的に変革を遂げる一年になると思います。

今後の5年、10年を見据えての大きな変化と言えば、やはりデジタル分野の進歩、発展でしょうか。今春から始まる「5G」、それに伴い「AI」や「IoT」といった先端技術の普及が加速し、私たちの身近な生活にまで浸透していくと思われます。

そのような背景から今後10~20年の間に私たちの仕事の約半数がAI(人工知能)によって自動化されると言われています。

しかし、単純作業が半数ほど無くなるのと同時にAIに対して情報をインプットしたり、アウトプットを精査したりする仕事、いわゆるAIを操るエンジニアの仕事が消滅する仕事の量以上に必要になると言われています。

そのような時代に備え、今年から小学校でプログラミング教育が必修化され、IT人材の育成に国を挙げて取り組んでいく時代なのです。

そんな時代の中で、我々はどうあるべきか。

AIに代替されない能力は何なのか。

先ず1つは、「心」を使って相手に処する能力、つまり「ホスピタリティ」や「マネジメント」、これは人間にしかできない仕事と言われています。

また、これまで前例のない新しい商品やサービスの開発や、現在の技術や仕組みを改善、改良する、「クリエイティビティ」、いわゆるそれぞれの職業に必要な高度な専門的能力ですね。

このような言い方をすると少し難しいかもしれませんが、我が社の現状のレベルから先ず取り組まなければならない課題は大きくこの2点かと思います。

1. 「コミュニケーション能力」の向上
2. 「課題解決能力」の向上

「コミュニケーション能力」とは、
・良き人間関係を構築する力
・相手に共感し理解する力
・相手に正しく情報を伝える力

まさに心を使う能力の初級課程です。

「課題解決能力」とは、
・業務上の問題を発見する力
・原因の本質を見極める力
・最善な解決策を立案できる力

これは高度な専門的能力の初級課程です。

この2つをまとめて言えば、「仕事の基礎的能力」です。

基礎が弱いところに、どれだけ立派な強い建物を建てても「砂上の楼閣」となり、すぐに崩れてしまいます。

また、仕事で成果を継続的に生み出せない人に共通していえることは基礎が身についていないということです。

では、「仕事の基礎的能力」をどのように身に付けるのか。

現在、我が社の人財育成の根幹に据えているのが「QCサークル活動」です。

このQCサークル活動に本気で取り組むことで、「コミュニケーション能力」と「課題解決能力」は必ず向上していきます。

ここでのポイントは「本気で取り組む」ということです。QCサークル活動ではチームメンバーとの意見の食い違いや、難関な問題の発生など様々な問題が起こります。その問題に対して逃げずに、妥協せずに、正面から向き合い、解決に向けて真剣に取り組むということです。

まだまだ、自分の業務とQCサークル活動がうまくつながらず、QCの目的がいま一つ腑に落ちない方が多い現実もあります。

今年は日々の業務とQCサークル活動をしっかりとリンクさせ、社員一人一人が自己の能力を磨き、AI時代にも活躍できる組織集団を目指していきたいと思います。

今年も社員一同、よろしくお願いいたします。

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  チーム検討会の風景(2020年1月11日)

『足るを知る』

皆さん、こんにちは。

今年は暖冬でとても過ごしやすい年末でしたね。
このまま雪に触れることもなく2019年も終わるのでしょうか。

さて、昨年同様、師走の忙しい盛りにベトナムへ行ってきました。目的は技能実習生と高度人材(正社員採用)の面接です。

成果としては技能実習生6名、高度人材1名の内定が決まり、とりあえずは目標達成となりました。

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来年からは製造部の約3割がベトナム人となり、また一段と工場の風景が変わると思います。

今年の夏に入社した9名の技能実習生は約半年がたち、すでに仕事も覚え、毎日楽しく働いています。彼らの笑顔で元気な挨拶が工場の雰囲気をとても明るくしてくれています。

彼らを見ていつも思うことは、人生を一生懸命に生きているなぁということです。彼らのポジティブな波動が周りの人を元気にさせます。

彼らにとって日本で働けることはとても光栄なことであり、仕事に対しての感謝があるのだと思います。

そう思うと、我々日本人はとても恵まれていることに気が付きます。

世界3位の経済大国で70年以上も戦争が無い平和な日本。

世界70数億の中でみれば日本人で生まれたということは、1.5%程度の確立での選ばれしエリートなのですね。

「足るを知る」

当たり前にあるものに感謝をして生きるという意味です。

平和な日本で生まれたこと、学べる環境があること、健康で働けること、共に働く仲間がいること、当たり前にあると思っていることは、実はとても恵まれたこと。

そして田坂広志先生の言葉で好きな言葉。

「感謝は全てを癒す」

感謝の想いを持つことは何よりも自分が癒される。人間関係でネガティブな感情を抱いたとき、あえてその相手に感謝をすることで、ざわついたエゴも鎮まるという意味です。

何かと厳しい現実の世界で四六時中、感謝の想いで生きるということはとても難しいことではありますが、少しでもそう想えるように努力していきたいと思います。

最後に、今年も一年間、至らぬ自分を支えてくれた会社の仲間、そして家族に感謝します。

また、お世話になったお客様、業者様に感謝申し上げます。

一年間、本当に有難うございました。

『成長の方法を掴む』

皆さん、こんにちは。

スポーツの秋もそろそろ終盤ですね。
当社でも社員間交流の一環として、ゴルフ、卓球、バドミントン、バレーボールなどのスポーツイベントが行われました。

私もゴルフ大会に参加したのですが、スコアはさて置き、仲間とのコミュニケーションという面では大変良い機会になったと思います。

さて、当社では若手社員の研修プログラムとして、新入社員対象の「エルダー制度」というものがあります。

「エルダー制度」とは新入社員に対し、年齢の近い先輩社員(エルダー)がマンツーマンで1年に亘り、様々な相談に応じることで、新入社員の不安や悩みを解消するとともに、業務知識の習得に向けたサポートを行う制度になります。

今回、若手社員の育成を更に強化したいと考え、入社3年でプロ人財に育てあげるという目標を掲げ、入社2年目社員を対象にした「新卒者フォローアップ研修」、3年目社員を対象にした「フォロワー研修」という新たな研修制度を導入しました。

「新卒者フォローアップ研修」、「フォロワー研修」は、次のステップに向けた成長目標・成長課題の設定を行うことを目的とした研修で、私とマネジャークラスがオブザーバーとして参加し、若手メンバーと同じ目線に立って、一緒に今後の成長目標・成長課題を考えるという内容になります。

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先日、それぞれ第一回目が行われたのですが、まだまだ社会人としての経験が浅い未熟な彼ら彼女らにとって、現状は日々の仕事の厳しさに何とか耐え忍ぶ毎日で、次の新たな成長目標を設定する余裕すらない印象でした。

また、改めて設定しようとしても、目指す理想像が具体的に見えていない、何から手を付けて良いのか優先順位の判断がつかない、そもそも自分の弱み・課題が見えていない、ミス・クレームでモチベーションが下がり成長目標どころではない等々、置かれた状況は様々でした。

これは決しておかしいことではなく、社会人であれば誰もが通る道であり、ある意味正常であり、想定通りなのです。

そのような個々の置かれた状況に対し、本人任せにせず、どのように打破するかを皆で一緒に考え、組織ぐるみで若手の成長をサポートする、というのが研修の狙いになります。

つまり研修の目的の本質は「成長の方法」を体得してもらい、若手社員が自主自立して成長の道を歩めるようになってもらうということです。

人は失敗や挫折、苦しみや悲しみを乗り越えて成長します。成功の連続で順風満帆に成長する人はいないのです。

その辛い体験を乗り越える原動力となるのが「明確な目標がある」ということだと私は考えています。

オリンピックで金メダルを取りたいという明確な目標があれば、どんな苦しいことでも乗り越えることができますよね。

仕事に於いてもそのような明確な目標を次から次へと定め続けられるか、というのが成長し続ける人と成長が止まってしまう人の分かれ目だと思います。

今回の研修では、マネジャー層からの様々なアドバイス、ディスカッションにより、今後の成長目標に対する気づきを得られたのではないかと思います。

また、若手社員それぞれが同じ境遇の仲間の想いを共有することで、自分だけが悩んでいるのではないという、ある意味での安心感も得られたと思います。

「成長の方法」の第一歩は具体的な目標を定めることです。

そして目標が定まれば、あとは毎日、振り返り・反省を行い、明日の行動を1ミリでもいいから変える、ということを続けることです。

今回の研修で若手社員が一日も早くプロ人財に成長し、お客様や仲間から喜ばれるような仕事ができれば、確実に日々の仕事が面白くなります。

早くそのような仕事の面白さを味わってもらいたいと思います。

「新卒者フォローアップ研修」「フォロワー研修」は今後、半年間かけて、集合研修→目標・計画立案→実践、を3回転繰り返します。

そのプロセスの中で自己を成長させるための「成長の方法」を掴み、成長し続ける人生のスタートを切ってもらいたいと思います。

半年後が本当に楽しみです。

「ありたい自分を明確に持とう」
         企業理念 第一章第一項

『わくわく木育フェスタ』

皆さん、こんにちは。

突然ですが、10月8日は何の日か知っていますか?

答えは、「十」と「八」を重ねて「木の日」です。

さらに10月18日は10=「住」、18=「木」で「木造住宅の日」になります。

ということで、日は少々ずれますが10月19日に「木育(もくいく)」をテーマにしたイベント、「わくわく木育フェスタ」を開催しました。

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これは県内の未就学児世帯を対象にしたイベントで、ウッドリンクとしては初めての試みとなります。

イベントの目的は、子供たちに木の良さを知ってもらいたいという想いと、今から家を建てられる方に「ウッドリンク・ラボ」を知ってもらいたい、というのが大きな狙いとなります。

今回、企画を担当したマーケティング課のスタッフが連日、遅くまで準備を頑張ってくれたお陰で、初めての試みとしては、とても中身の濃い、素晴らしい企画になったと思います。

しかし、開催当日の天気予報は降水確率100%、さらに富山市のファボーレのグランドオープンと重なっていることもあり、決してイベント日和とは言えない厳しい条件下でのデビューとなりました。

そんな中、ドキドキしながらオープンを迎えたわけですが、10時のオープンから1時間足らずで、会場はまさかの満員御礼となり、準備していたクラフトコーナーや縁日コーナーは品切れで早々に終了となってしまうほどでした。

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また、綿あめづくりコーナーは常に長蛇の列で、待ち時間最長1時間という、テーマパーク並みの人気でした。

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木育クイズラリーや大工さん体験、工場見学では、子供たちが一生懸命に取り組んでいる姿がとても微笑ましく、しっかり木のことを勉強できたのではないかと思います。

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今回、たくさんの子供さんと親御さんの笑顔をいただき、おもてなしをしている私たちが一番癒されたのではないかと思います。

終わってみれば、来場者数は目標の3倍超の315組903名のご来場をいただくことができ、ただただ驚いているのが正直なところです。

これは木のブーム到来なのでしょうか!?

今回のイベントはCSR(企業の社会的責任)の観点から、「木は人にやさしい」、「木の活用は環境に良い」、ということを地域の方に広く発信する大変良い機会となりました。

それに加えて「ウッドリンク」と「ウッドリンク・ラボ」も知ってもらえたとすれば、有難い限りです。

そして、四半世紀ぐらい先になりますが、子供たちが大人になったとき、木の家を選んでもらえれば嬉しいですね。

「木から学び木から発想する新しい展開」

企業理念のヘッドコピーです。

未来に向けて、また一つ新しい展開がスタートした「わくわく木育フェスタ」。

私たちも今後に向けての「わくわく」を実感した、素晴らしい体験となりました。

次回もさらにグレードアップした「わくわく木育フェスタ」をご期待いただければと思います!

『家づくりの価値とは何か』

皆さん、こんにちは。

今日で9月も終わりですが暑い日が続きますね。
世界的にもグリーンランドの氷河が一日で125億トンも解けたとか、地球温暖化の影響がとても心配です。

さて、皆さん「ファクトリエ」というアパレルブランドをご存じでしょうか?

最近注目のファッションベンチャー企業でメディア等でもよく取り上げられています。

私たちの着ている服のおよそ97%が海外製ですが、「ファクトリエ」は日本の職人さんの技術を守るため、メイドインジャパンで世界一流ブランドをつくるというビジョンを掲げ展開されています。

メイドインジャパンと聞くと少々お高いイメージがあると思いますが、「ファクトリエ」は工場と消費者を直接つなぐことで、商社や問屋といった中間業者のマージンを省くこという、これまでの業界にはない新しいビジネスモデルで「良いものを適正価格でお届けする」ことを実現しています。

興味のある方は「ファクトリエ」ホームページをご覧ください。
https://factelier.com/

今回、北陸型木の住まい研究会「住宅ビジネス研究サークル」のメンバーで、「ファクトリエ」(企業名:ライフスタイルアクセント株式会社)の山田社長のご講演と店舗視察を行う機会がありました。

日本の物づくりの価値を伝え、ブランド展開を図るビジネススタイルは売るものは違いますが、家づくりを通じて地域でブランドを創るという我々の目指す注文住宅ビジネスと共通します。

今回の研修を通じて、大きく2つのことを学ぶことができました。

1つはビジョンの大切さです。

山田社長の起業の発端はパリに留学中、高級ブランドのグッチでアルバイトをしていたとき、そこで働く社員から言われた一言がきっかけになったそうです。

「日本には本物のブランドがない」

パリ発祥の一流ブランドは、工房から生まれた物づくりブランドで職人さんを大切にされ、創業からの物づくりの技術をずっと継承しているのだそうです。

「日本には本物のブランドがない」という一言から、メイドインジャパンの世界一流ブランドをつくるというビジョンが生まれたのです。

そのビジョンを経営の軸として、ビジョンに共鳴する情熱を持った社員が集まり、一枚岩の強い組織集団をつくられているのです。

そして2つ目の学びは、ブランディングです。

ブランディングというのは簡単に言えば、自社のファンをつくるということ、「ファクトリエ」であればメイドインジャパンの質の高い服を適正な価格で買いたいというニーズのお客様をより多くつくる活動のことですね。

そのブランドイメージをマーケットで確立するのがとても難しいのですが、今回の山田社長のお話でブランディングとは、「何を伝えるか」と「どのように伝えるか」の2点であるということでした。

「何を伝えるか」とは、自社の存在価値は何か、つまりビジョンに基づく物づくりへの拘り、そしてそんな想いで造られた商品の価値は何か、つまり機能性やデザイン性といったユーザーメリットを明確にすることです。

また、「どのように伝えるか」は、その価値を如何に分かりやすい言葉や物語として伝えるか、また、リアル(店舗)とデジタル(Web)の両面から、しっかりとお客様へ発信する、ということです。

私たちのビジネスでは「差別化」という言葉が好まれてよく使われていますが、単純に他社と違うというだけではお客様には選んでいただけません。

やはり、ビジョンに基づいた物づくりの拘り、そしてお客様にとっての価値(メリット)を如何に分かりやすい言葉や行動で伝え、お客様に共感して頂けるかということをしっかりと検証しなければいけません。

今回の研修で工務店の家づくりの価値は何か、ということを改めて考える機会となりました。

昨今、大手メーカーによるローコスト分譲住宅が多くなるマーケットの中で、如何に当社のパートナーである地域工務店の家づくりの価値をどのように消費者へ伝えるか、今後の大きな課題かと思います。

改めて考えると工務店の家づくりには我々自身が気づいていない価値が多く存在します。

木や土や石といった本物の素材を使い、大工さんをはじめ様々な職人さんの技術を結集してつくられる住宅。

それは大量生産型の大手メーカーには無い、家づくりの価値だと思います。

しかし、そのようなことも我々にとっては当たり前という認識でいますので、特にお客様へアピールすることをしていません。

その結果、お客様から見たときにどの住宅会社も同じに見えてしまい、何が違うのか分からない、であれば安いほうが良い、となるのだと思います。

北陸のお客様に本当に良い家づくりを選んでいただくために、私たちウッドリンクとしても「北陸型木の住まい研究会」という地域グループを通じて、工務店様と共に、我々の家づくりの価値を発信していきたいと思います。

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『建てた後の地震対策』

皆さん、こんにちは。

消費税率8%も残すところ一か月余り。
住宅業界は政府の増税対策により、過去(3%増税)のような極端な駆け込み需要で現場が忙殺されることも無く、例年とそれほど変わらないマーケット環境かと思います。

さて、この度、大地震から人命・財産を守る「三位一体工法」の新しいサービスをリリースすることになりました。

「三位一体工法」を初めて耳にする方のために、概要を説明しますと、

1.建築地の地盤の揺れやすさを測定する「微動探査」
2.地震時の倒壊シミュレーション「ウォールスタット」
3.耐震・制震構造「プレウォール/プレウォールTX」

この3つの技術を組み合わせることで、お客様の人命はもちろん、大切な財産も守る住宅を設計するシステムが「三位一体工法」です。

一般的な耐震住宅と比べ、より詳細に確実性の高い耐震住宅を設計することができるのです。

詳しくはホームページをご確認ください。
http://www.woodlink.co.jp/sanmiittai/

これまでの「三位一体工法」は建てる前に行う対策でしたが、今回の新サービスは建てた後、つまり地震が発生した後の対策なのです。

木造住宅というのは、いくら耐震性が高いといっても地震が発生した際、まったく揺れないわけではありません。

多少でも建物が揺れれば、壁を構成している釘の緩みや部材の割れなどの損傷が残り、それが耐震性能の低下につながります。

住まい手からすれば、地震発生後、自宅の壁の中がどの程度、損傷しているのか分からない。

また、その後の余震に対して、ちゃんと耐えられるのか不安になるものです。

そこで地震発生後、実際発生した地震波(防災科学技術研究所が測定した揺れのデータ)を入手し、建てる前に行った倒壊シミュレーションの建物データを活かし、コンピューター上で地震時の建物の揺れを再現します。

そうすることで見えない壁の中の損傷を可視化することができるのです。

そのシミュレーション結果をウッドリンクがレポートとしてまとめ、住まい手へフィードバックするというサービスです。

ちなみに、費用は無料です!

そうやって自宅のどの壁が損傷しているのかが分かれば、損傷している壁のみを補修することで、最小限のコストで新築時の耐震性能に復旧させることができるのです。

これで今後、発生するかもしれない地震への備えができ、安心して住み続けることができるとともに、住宅の資産価値を守ることにもなります。

スウェーデンのことわざで、親は住宅に投資、子供は別荘に投資、孫はヨットに投資すると言われ、住宅は3世代で住み継がれることが常識になっているそうです。

「良いものを長く大切に使う」

国が推奨する「長期優良住宅」のコンセプトです。

やはりこれからは「持続可能な社会」を目指す上でも、30年で壊される住宅より100年住み継がれる住宅のほうが理想ですよね。

私たちウッドリンクはこれからも北陸の気候特性である湿気や積雪、そして、いつどこで発生するか分からない地震に負けない、良質な住宅の研究に取り組んでいきたいと考えています。

建てる前と建てた後、ダブルで安心の地震対策「三位一体工法」、是非ご利用いただければと思います。

『持続可能な企業を目指して』

皆さん、こんにちは。

先日、北海道ニセコ町に行ってきました。
ニセコと言えば世界的に有名なスキーリゾート地のイメージがあると思いますが、今何かと話題の「SDGs未来都市」に選定されている街なのです。

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     羊蹄山(通称:エゾ富士)

北海道の素晴らしい環境資源を活かし、観光を軸に経済を循環させ、持続可能な街づくりに取り組んでいらっしゃいます。

世界中からの移住者は後を絶たず、このご時世で人口は増加、土地の値段も異常なほどの上昇を見せている、注目の街です。

「SDGs未来都市」は全国60の自治体が選定されており、富山県でもコンパクトシティーを推進している富山市が入っています。

「SDGs(Sustainable Development Goals)」とは、持続可能な社会を目指すための世界共通の開発目標のことで、世界中の人が100年後も200年後も幸せに暮らせる社会をつくるため、17の開発目標が必要と考えられています。

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詳しくは国連広報センターHPをご覧ください
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/

そもそも何故、持続可能な社会が必要なのか。

それは、今、世界の人口は毎年約8,000万人ずつ増え続けており、現在の総人口は約76億人と言われています。
このまま人口が増え続けると、地球のあらゆる資源が無くなってしまいます。
また、CO2を排出し続けることで地球温暖化が進行し、自然環境がどんどん破壊されていきます。
そうなれば社会も経済も持続不可能になってしまいますね。

SDGsのキーワードは大きく3つで、「環境」、「社会」、「経済」、この3つの相乗効果で持続可能な社会システムを構築していくという壮大な目標なのです。

では一体、誰がその役割を担うのか。

それは、我々「企業」であり、そこで働く「私たち」なのですね。

つまり、SDGsは「仕事を通じて社会に貢献する」ということそのものなのです。

ですから、我々が日々当たり前に行っている仕事は、どんな仕事でも必ずSDGsの17の目標の何れかに当てはまります。

ウッドリンクの仕事で置き換えると17の目標の内、なんと半数以上の9個に当てはまりました。

1~17の目標の内、当てはまる目標と当社の取組みの繋がりをあげてみました。

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→健康(高断熱)住宅の推進(プレウォール)

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→省エネ住宅の推進(プレウォール)

8
→働き甲斐を追求したES経営の実践(企業理念)

9
→地産地消型ビジネスモデル(製材・プレウォール)

11
→高耐震住宅の推進(プレウォール)

12
→木材のカスケード利用(製材・プレウォール)

13
→国産材・省エネ住宅の推進(製材・プレウォール)

15
→循環型資源・国産材の活用推進(製材・プレウォール)

17
→地域連携によるサプライチェーン体制(製材・プレウォール)

木材そのものが持続可能な循環型資源であり、CO2を吸収、固定化するエコ資源であることから、木材に関わるウッドリンクの事業はSDGsとの親和性が高いのです。

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自分達の仕事が、未来の子供たちが幸せに暮らせるための、持続可能な社会システムに役立っていると思うと、モチベーションも上がりますし、社内の仲間はもちろん、社外のあらゆる職業の方も同志に思えてきますよね。

前回のブログで、熱意の源泉はビジョンを持つことであるという内容のお話しをしましたが、今回、企業や業界の枠を超えた地球規模のビジョンがあるということに気付かされました。

やはり、仕事の思想というのは深いですね。

ウッドリンクが持続可能な企業であるためには、どうあるべきかを考え、邁進していきたいと思います。

『熱意の源泉は何か』

皆さん、こんにちは。

令和に入り、早くも新潟・山形で震度6強の大地震が発生しました。
昨年の大阪北部地震から、わずか1年で大地震(震度6以上)が3回も発生するというのは明らかに異常事態ですよね。

さて、先日、新聞記事で興味深い情報を目にしました。
それは米国の人材コンサルティング会社が世界各国の社員の士気を比較した調査を行ったというものです。

日本は「熱意あふれる社員」の割合がわずか6%、米国の32%を大きく下回り、調査した139ヵ国のうち132位と最下位レベルという結果。

さらに日本は「周囲に不満をまき散らしている社員」の割合が24%、「やる気のない社員」も70%を超えたという結果とのことです。

また、国際的に見て日本は生産性が低いと評価されていますが、日本生産性本部の2017年調査データによれば、一人当たりの労働生産性が日本が837万円に対し、米国は1,266万円で、日本人の生産性は米国人に比べ、2/3程度ということなのです。

この2つのデータから解ることは、モチベーションの大小で、仕事の成果が変わるという事実です。

決められたやり方を真面目に淡々と、長時間かけて働くスタイルと、決められたやり方に固執せず、より良い方法を自ら考え、工夫し、
短時間で最大の成果をあげようとするスタイル、の違いでしょうか。

熱意(モチベーション)と成果(品質・生産性)の相関関係は職業人であれば、誰もが体験的に理解できることかと思います。

体調や気持ちが優れない日、つまりモチベーションが低い日は、抜け、漏れといった、ケアレスミスを多く出してしまいますよね。
それが一番分かりやすい相関関係の事例だと思います。

では、どうしたら「熱意」をもって仕事ができるのか?

私の体験からお話しをすれば、熱意の源泉は、「ビジョン(ありたい姿)を明確にし、その実現を心から信じる」ことだと思います。

この想いを、「志」・「使命感」レベルに高めることができれば、毎日、確実に熱意あふれる仕事ができます。

スポーツに例えれば一番分かりやすいのですが、「世界で活躍するチームになって世界大会で優勝をする」このビジョンの実現を心から信じている人、というイメージです。

私のビジョンは「働き甲斐NO,1の誇れるブランド企業」を目指すこと、社員の皆さんが自分達の仕事、自分達の会社に誇りを持てる、
家族や友人に自慢ができる、そんなブランド企業に成長することです。

そのためには、業界NO,1の製品、サービスを提供できる企業になること、そして、ウッドリンクの提供する製品・サービスによって、様々な社会課題を解決していくことで世の中に貢献していくこと。

そのようなビジョンを見つめることで、日々、自己の能力を高めるべく、様々な努力ができ、またどんな難題にも恐れずに挑戦することができるのだと思います。

これが私が考える「熱意の源泉」です。

最後に話を戻しますが、「熱意あふれる仕事」=「最大の成果」という相関関係に加え、もう一つ大きな副次的効果があります。

それは「人生が豊かになる」ということです。

仕事で良い成果をあげるということは、お客様や業者様、職場の仲間、あらゆるステークホルダーに喜ばれ、皆がハッピーになれます。

それが自分のライフワークになれば最高の人生ではないでしょうか。

「生活のため」という仕事観から、「人生を豊かにするため」という仕事観へ。

是非、一人でも多くの社員の皆さんに、そのような仕事観を持っていただけることを願っています。