皆さん、こんにちは。
北陸もようやく梅雨入りし、ジメジメした日々が続いています。
ご家庭ではそろそろエアコンや除湿器が稼働し始めた頃ではないでしょうか。
このような梅雨の季節でも機械の力ではなく、自然の力で快適に過ごせる
空間が、世の中にあるということ、ご存知ですか?
それは「木の空間」です。
木の持つ「調湿機能」が実はこの時期に一番力を発揮してくれます。
今回ウッドリンクでは、快適な暮らしが実現できる「木の空間」を、
これまで以上に、ご提案しやすくなる体制が整いました。
それは木を接着し、集成化することで、今まで造れなかった大きさのものや
一本の木では表現できなかった木目を造ることができ、デザイン提案の幅が
大きく拡がったということです。
その接着、集成化する設備が「高周波幅はぎ接着機」という加工機です。
製作可能な幅は最大120㎝。ダイニングテーブルやカウンターなども造れます。
また、柾目の面を連続して接着させることで幅広の柾目板も造れます。
これまでの木質内装材といえば、素材に近い状態、いわゆる1枚板が主流で、
通り一辺倒のデザインが内装木質化の普及に繋がらない一因でもありました。
そしてこの度、幅はぎ接着技術によって、当社の国産スギ・ヒノキの内装材製品の
ラインナップが大きく拡がったのです。
新たな幅はぎ製品のラインナップを紹介します。
また、お子様にも優しい自然塗料でも様々なカラーリングが対応可能ですので、
インテリアデザインに合わせてコーディネートすることができます。
これまで業界ではスギ・ヒノキ=和風というイメージがありましたが、
塗装技術を上手く使うことで北欧のポップなイメージやカフェ風のデザインにも
十分対応できるのです。
今後は、DIY用の材料としてホームセンターやオンラインショップへの展開も考えています。
日本は国土の7割近くの森林資源を有しながら、木材自給率は30%程度。
この自給率を高めることが、森林保全につながり、ひいては循環型社会の実現となります。
ウッドリンクとしては、付加価値の高い製品を開発し、世の中に普及させていくことが、
より多くの利益を森林側に還元することができ、持続的な森林経営が成り立つと考えています。
我々の企業ミッションは「木から学び木から発想する新しい展開」。
これからも木のプロフェッショナルとして、
技術力を磨き、新たな「木の価値」を創造して参ります。
富山県美術館に当社製品が採用されました