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『一生懸命』

皆さん、こんにちは。

気がつけば今年も残り1ヵ月。

年始に手帳に記した個人目標を読み返してみますと
概ね達成できそうな感じです。

さて、今年度、会社の中で最も緊張感を持って必死に仕事をされた人といえば、
新卒社員の3名かと思います。

3名は入社されてから研修カリキュラムを終了し、その後は
それぞれの部署で専門業務を学び、現在は先輩のサポートを
受けながらですが第一線で活躍しています。

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そんな彼ら彼女らの仕事ぶりから、見習うべき大切なことがあります。

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それは仕事に対する姿勢、「一生懸命さ」です。

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新入社員だから当然と思いがちですが、決してそうではではなく、私たちも
一人の職業人として、持ち続けなければいけない大切な基本姿勢だと思います。

しかし、世の中を見渡した時に、どう見ても「一生懸命さ」が感じられない
という方は決して少なくありません。

私たちは仕事では業者という立場でお客様はじめ様々な人と接しますが、
仕事が終われば逆に消費者という立場で様々な業者と接することになります。

例えば、買い物に出かけたときに店員さんの態度が悪かったらその人からは
買いたくないなぁという気持ちになります。また、態度が悪いまでは行かなくても
無表情でマニュアル的な対応となると、あまり良い気持ちにはなれませんよね。

一方で一生懸命、懇切丁寧に対応していただいたときは気持ちが良いですし、
次回もこのお店で買いたいと思います。

この「一生懸命さ」が伝わるのと伝わらないのでは、
相手に与える印象が全く違ってきますよね。

これは職場の人間関係、上司・部下の関係や部門間・工程間の関係も
同じことが言えると思います。

私たちは仕事では「自分」が他人から見られ、
仕事を離れれば自分が「他人」を見ているのですね。

ではこの「一生懸命さ」というのはどうすれば出てくるのでしょうか。

一言で言えば「心の姿勢」です。

では「心の姿勢」とは何か。

私は大きく2つの「想い」があるのではないかと思います。

1つ目は、成長したいという想い。

新入社員の方たちを例にすると分かり易いのですが、彼ら彼女らは
自分の未熟さが見えています。それを自覚した上で頑張って良い成果を残したい、
そして、その未熟な部分を克服して、成長したいという想いを持っています。

この想いが何故か年月が経ち、仕事を覚えてくると、薄れてきてしまいます。

ポイントは何年経とうが、常に「志」を高く持ち続け、自分の未熟さを見つめながら、
成長していくということではないでしょうか。つまり、慢心しないということですね。

2つ目は、時間を大切にしたいという想い。

今、この瞬間しかないと思うとき、人間は一生懸命になります。
例えば、滅多に会えない人との貴重な時間、
滅多に行けない海外旅行中の貴重な時間など。

このように、一期一会の気持ちで時間を意識したときも
一生懸命取り組めると思います。

ここでもう一つの真実があります。

「人生は一度しかない」

そして、人生のこの一瞬は、今しかないのです。
過去もない、未来もない、あるのは永遠に続く今だけなのです。

そう想えば、人間いつだって一生懸命になれるということに
気づかされます。

3名の彼ら彼女らが、これからもずっと「一生懸命さ」を忘れずに、
人間成長の道を歩まれることを願っています。

そして、私も共にその道を歩んでいきたいと思います。

ライフワークとしての使命感を持とう