『新会社・ビルダーズサポート』

皆さん、こんにちは。

今年は例年よりも早めの梅雨入りでしたが、
雨の降る日が少なく、なにかと助かります。

このたび、リンク&エー グループの3つ目の事業会社が誕生しました。
社名は「ビルダーズサポート株式会社」です。

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その名のとおり地域ビルダー様をサポートするという意味で、
事業内容としては調査・検査・測定・点検といった現場管理業務を
第3者的かつ中立的な立場から実施し、その結果を正確に
レポートするという仕事になります。

事業の中核となるのは「地盤調査」+「微動探査」です。

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「地盤調査」は地盤の強度を測定し平時の地盤沈下対策を行うもので、
「微動探査」は地盤の揺れやすさを測定し有事の地震対策を行うものです。

平時、有事、ともにお客様の建物、財産を守るための、
適切な措置をご提案するのが私たちのミッションとなります。

なぜこのような新規事業を行うことになったのか。

決め手となったのは「微動探査」です。

「微動探査」はこれまでの住宅業界には無い新技術で、
地震活動期に突入した日本にとって必ず必要になると思ったからです。

これからの住宅業界の新常識になるのでは・・と予感しています。

簡単に調査の流れをお話しすると、通常の地盤調査を行う際に
合わせて微動探査を行います。探査の方法は探査機を地面に置き、
体に感じないほど僅かに振動している動き(微動)を観測します。

掘削の必要もありませんし、騒音などもありません。
わずか1時間ほどで調査が完了します。

現場で測定した情報はその場から国の機関である防災科学技術研究所へ
送信され、一週間後には報告書が送られてきます。

報告書としては地盤の強度、揺れやすさから、
建物の増幅率0.5~2.5倍の範囲の中で示されます。

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ではこの結果を受けて建築主のお客様はどうすればよいのか?

そこでウッドリンクの登場です。
お客様の地盤の増幅率に応じた耐震設計を行うのです。

これまでの住宅業界は住宅会社それぞれの独自の考えによって
耐震強度が決められていました。
「全棟 耐震等級2」、「全棟 制振装置 装備」といった具合です。

しかし、等級2だからといって絶対に倒壊しないとはいえませんし、
そもそも等級1で良いものを過剰スペックになっている可能性もあります。

つまり、なぜ等級2が必要なのかといった根拠のない耐震化という
極めて住宅会社都合の提案になっているのです。

では地震対策の根拠となる要素は何があるのか?

1つは今回お話しした地盤の揺れやすさ、2つ目に屋根に積もる積雪量
3つ目に建物の形状(間取り)です。

私たちは耐震メーカーという立場から、この3つの要素の分析を行い、
なぜこのような地震対策が必要なのかという「根拠」を明確にし、
お客様が納得のいく、安全・安心な構造体を提供していきたいと考えています。

これからも新会社ビルダーズサポートとウッドリンクの連携によって、
いままで以上にお客様のお役に立てるよう努力してまいります。

↓↓ビルダーズサポート株式会社ホームページへはこちらから
http://builders-support.co.jp/