皆さん、こんにちは。
暑い日が続きますね。
今年は世界的な猛暑らしく、米国カリフォルニア州や北アフリカでは
50度以上を観測したそうです。
先月からの地震、豪雨、猛暑、台風と天災続きに悩まされていますが、
私たちのできる事としては、いつか起こる、
という心構えで「備え」をするしかありません。
6月18日に発生した大阪北部地震では、最大震度6弱を記録し、
住宅被害3万棟超の大きな地震災害となりました。
阪神淡路大震災(1995年)あたりから地震活動期に突入したとされる日本では、
いつどこで地震が発生してもおかしくありません。
そんな中、北陸において最も危惧しているのは積雪時の地震です。
屋根に積雪荷重がかかることで頭が重くなり、建物の揺れが増幅します。
今年のような大雪になると積雪期間が延びることで、
積雪時の地震発生リスクが高まります。
そこに更にリスクを助長させる条件があります。
それは地盤の揺れやすさです。
地盤の揺れやすさも積雪と同様に建物の揺れが増幅するのです。
積雪と揺れやすい地盤、この2つの条件が重なったときに、
建物の倒壊リスクが最も高くなるのです。
その最悪の条件でも倒壊を防ぎ、人命を守ることはもとより、
財産である建物を守り、避難所生活ではなく、
その後も住み続けられる家にしたいですよね。
そんな「財産を守り、住み続けられる家」を1棟でも多く建てられることを願い、
これまでの業界の常識には無かった、新しい地震対策プロセスを確立しました。
これが地盤から考える地震対策のワンストップサービスです。
①地盤の揺れやすさの現地調査(微動探査&地盤調査)
②地盤の揺れやすさ、積雪を考慮した耐震設計(壁量/配置バランス)
③耐震を補う、制震ダンパーの設置検討(建物変形量の低減)
④倒壊解析シミュレーションによる安全性の確認(動画ソフト・ウォールスタット)
⑤邸別シミュレーションで裏付けされた安全・安心な構造部材の生産
(CAD/CAM・生産)
このプロセスによって、お客様ごとの建物を何故このような
耐震設計になるのかという、根拠を明確にしたご提案ができ、
その結果「財産を守り、住み続けられる家」を建てることができるのです。
これまで当社は耐震パネル「プレウォール工法」を採用すれば、
地震に強い家になります、という大ざっぱなご提案をしていました。
そこで今回、地盤の揺れやすさ、積雪量、壁量、壁の配置バランス、
制震ダンパー、これらの条件を全て考慮した設計を行い、
その設計された建物を過去の地震波を用いてシミュレーションし、
建物変形量をビジュアルで見える化するという、
極めて詳細な検証システムを確立したのです。
ウッドリンクは木造住宅の構造体メーカーとして、地震に対する最善の備えを
研究・開発し、世の中に発信・普及させていくことをミッションとしています。
今までにない、新しい地震対策のワンストップサービスが完成しました。
さあ、次はどうやってお客様にわかりやすくお伝えし、啓もうしていくか。