月別アーカイブ: 2018年11月

『いいじばんの日』

皆さん、こんにちは。

先日、社内で喫煙者向けに禁煙セミナーを行いました。
受講者の多くがその後、禁煙にチャレンジしているそうです。
一人でも多くの方の禁煙の成功をお祈りします!

さて、皆さん11月28日は何の日か知っていますか?
1128で「いいじばんの日」と言われています。

これまでウッドリンクは木材・建材を通じてビジネスをしてきましたので、
地盤に関してはまったくの門外漢だったわけですが、
昨今、建物の耐震性と地盤が密接な関係にあるという知見を得て、
現在は地盤についても見識を深めているところであります。

11月28日 いいじばんの日には毎年、日経BP社さま主催のイベント
住宅×地盤サミットが開催され、今回ウッドリンクがパネラーとして呼ばれ、
当社が考える地震対策についてのご提言の機会をいただきました。

当日のプログラムはこのような内容です。

20181128

国策、学術研究、法律、防災、設計士、メーカー、アルピニストまで、
あらゆる方向から住宅と地盤について考えるサミットでした。

ウッドリンクとしては、これまでの業界にはない新しい地震対策システム
「三位一体工法」を紹介させていただき、ウッドリンクラボでの取組事例や
ユーザーの意識の変化などを発表しました。

パネル全体



三位一体工法の紹介動画

今回のサミットを通じて感じたことは、先ず考え方の視点は大きく2つあり、
1つは生活者の視点、もう一つは住宅供給者いわゆるプロの視点です。

生活者の視点としては、一言で言えば災害は必ず来るという前提で、
自分の身は自分で守るという覚悟を持つということです。

つまり、出来る範囲で万全の備えをする。
なるべく他人任せにせず、自分の責任であらゆる情報を収集し、
対策を打つということです。

具体的には家を建てる際、耐震性能はどうあるべきか?
現在住んでいる家の耐震性はこれで大丈夫なのか?
ライフラインが止まったときを考えて何を備蓄するべきなのか?
万が一、避難所生活を強いられた場合どうやって自分の心身を守るのか?

これらを自分事で考え、具体的な対策にまで落とし込むことです。

次に住宅供給者、プロの視点としては、一言で言えばお客様に対して
地震のリスクについての説明責任を果たすということです。

つまり、基準法は最低基準であり大地震の際には資産としてはもとより、
最悪は人命も失われる可能性があるということを伝えるということです。

そのような説明責任を果たし、どうしたら人命も財産も守れる家に
できるのかという具体的な解決策を提案しお客様に判断を仰ぐことです。

住宅業界というのは、車業界のようにメーカーは数社に絞られ、
安全基準が統一されているわけではありませんので、車で例えるならば
エアバックのついていない車もまだまだ多くあるのが現状なのです。

そのような業界であるからこそ我々業界人としては、正しい情報を
確実に消費者へ伝えるということをしないと、施主の尊い命や
大切な財産を失うことになりかねないわけであります。

今回のいいじばんの日で、これからのプロとしてのあるべき姿を
再認識できた大変有意義な機会となりました。

これからもウッドリンクラボを通じて正しい情報を正確に、
解りやすくお伝えし、お客様の家づくりをサポートしていきます!

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