『全員経営』

皆さん、こんにちは。

県外移動も全面解除となり、仕事や生活においても様々な活動が再開されつつあります。

現在、当社では新しい生活様式(三密対策)を前提に、人が集うミーティングや研修等の社内活動を徐々にコロナ前に戻しています。

そんな中、一つだけ、どうしても戻せないものがあります。

それは「オンライン(リモート)会議」です。移動に伴う時間や交通費を削減できるので、生産性の面でのメリットが大きいということですね。

また、家づくりの勉強にウッドリンク・ラボへお越しになられるお客様も完全にコロナ前に戻るかといえば、当社がオンライン会議で感じているのと同じで、「家づくりの勉強や各社の比較検討はオンラインで十分」という方も少なくないと思います。

このようにコロナショックを機に、これまでリアル(オフライン)が当たり前だったものが、どうしても対面で行わなければならないもの以外は、可能な限りオンラインに置き換わるという新しい社会常識への変化、いわゆるパラダイムシフトが起こっています。

これが最近よく言われる「ニューノーマル(新常態)」ですね。

当社もこれを契機にあらゆる業務のデジタル化を進め、生産性の高い働き方を追求していきたいと考えています。

先月から始まったウッドリンク・ラボYouTubeチャンネルもマーケティング課のメンバーが編集ソフトを使って、より見やすく編集をしたり、視聴数を上げるための対策をしたり、日々、試行錯誤しながら取り組んでいます。

先月アップロードしたものからスライドが見やすく改善されていますので、まだ見られていない方は是非ご覧になって下さい。(チャンネル登録もお願いします)

https://www.youtube.com/channel/UCqB8-slcmJne80M0nVP67ng/videos?disable_polymer=1

さて、前置きが長くなりましたが、これからの「ニューノーマル(新常態)」、新たな社会常識が始まる中で我々の仕事のスタイルはどう変えなければならないのか。

一つの答えが「デュアルモード(二重体制)」という考え方です。

例えば、「リアル」と「オンライン」、「本業」と「副業」、「個人プレー」と「チームプレー」、「平時モード」と「有事モード」、等々。

一つのモードではなく二つ以上のモードをその時々の状況に合わせて臨機応変に切り替え、ベストな対応を行うというスタイルです。

少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、我々は二つ以上の「人格」を持たなければいけないということでもあります。

これだけ変化の激しい時代ですから一つのことしかできないのは、ある意味リスキーなことなのです。

分かりやすい聞き慣れた用語で言えば、「多能工」もこれに近い考え方です。

当社では、以前より多能工の取り組みを行っていますが、やはり複数の実務経験を経た人材は優秀な方が多いです。

今回、当社ではコロナ危機を乗り越えるために社員の皆さんにハードルの高い課題を与えました。

「現場視点」+「経営視点」のデュアルモードです。

「経営視点」をもって高い視座で考えられる人財になってほしいということを全社員に求めました。

社員全員が社長と同じように、日々、お客様の満足向上を考え、社員の満足向上を考え、主体的に行動するということです。

もちろん一朝一夕で出来るということではありません。経営視点を持つためには様々なことを勉強し、経験を積む必要があります。

ニューノーマル時代を力強く生き抜く、そんな強い組織になるための大切なテーマです。

誰一人、傍観者をつくらない、全員が経営視点を持って考え、行動できる、「全員経営」を目指して取り組んでいきたいと思います。

「高い視点で傾聴、熟考しよう」
         企業理念 第三章・第二項