『仕事観の醸成』

皆さん、こんにちは。

暑い夏も終わり段々と気持ちのいい爽やかな気候になってきました。最近、子供がサイクリングにハマり出し、毎週のように駆り出されています。(お陰で良い運動になっています)

さて、現在当社ではコロナ感染予防策として毎日の朝礼を事業所単位の大人数からチーム単位の小人数に変更し、また、毎日行っていた企業理念の唱和も飛沫が起こるという理由で止めています。

新たな朝礼のスタイルとしてはオフサイトミーティング(公式飲み会)も中止していることもあり、各自のプライベートな話題で軽いディスカッションをして、コミュニケーションを図る場にしています。

そうなると、日々の仕事の中で企業理念に触れることがほぼ無くなり、会社が目指すありたい姿、大切にしたい価値観を共有する場がなかなか取れなくなってしまいました。

そこで、企業理念を社員へ浸透させ、全員が同じ方向に向かって進んでいくための方策として、「クレド」というカードを配りたいと考えています。

「クレド」とはラテン語で信条、理念という意味で、企業の価値観や行動指針を記したカードのことを言います。一流ホテルのリッツカールトンの取り組みが有名ですね。

同社はスタッフ全員が常にこのカードを携帯し、そこに記された行動指針を基にお客様からの様々な要望に対して主体的に物事の判断を行っています。

スタッフには会社の予算を独断で使える決裁権があり、普通のホテルでは考えられないような多くの神対応が伝説として語り継がれているのです。

とはいえ、「クレド」をただ配るだけでは何も変りません。如何に、この「クレド」を使って企業理念や行動指針について考えたり、意見を交わすことによって自分事にしていくかがポイントになります。

あくまでも「クレド」を携帯する目的は、社員全員が常に企業理念を意識し、お客様のために最高品質の商品やサービスを提供することです。

そして、「我々はなぜ働くのか?」ということを問い続け、一人一人が仕事に対する思想や価値観、いわゆる「仕事観」を醸成していくことが重要なのです。

人生の大半を占める仕事に対して、ただお金のために働くという仕事観ではあまりにも寂しいと思います。

一度きりの人生、「社会貢献」や「人間成長」という深い仕事観を持って、仲間と共に切磋琢磨し、成長し続ける会社を目指していきたいと思います。

「クレド」 ▼クリックで拡大されます▼