『ウッドリンクマインド』

皆さん、こんにちは。

この度、「富山県中小企業経営モデル企業」に指定され、県庁で行われた交付式に出席してきました。このような栄誉ある賞をいただけたこと、先ずは会社の仲間たちの努力に感謝し、これからも慢心することなく気を引き締めて更なる成長を目指していきたいと思います。

さて、先日ある社員からクレドにある「ウッドリンクマインド7つの心得」はプライベートでも参考にさせてもらっているという言葉をいただき、凄いなぁと感心すると共に大変嬉しく思いました。

今回は「ウッドリンクマインド7つの心得」について、そもそもなぜこれを作ったのか、どんな意味があるのか、ということについてお話ししたいと思います。

ウッドリンクマインドを分かりやすく翻訳すると「ウッドリンクの社員として大切にしたい心構え」になります。つまり社員の皆さんに意識してもらいたい心の姿勢を明示したものであります。

これを作った経緯としては、「心(マインド)」が伴わない行動をいくらやってみても、良い成果は生まれないということを予てからずっと思ってはいたものの、なかなかそれを伝えることが難しいと悩んでいたところ、ある企業が社訓のように明示している事例を知り、真似してみようと思ったのがきっかけになります。

私たちの仕事のアウトプットには必ず人間が介在します。そして相手にも勿論、心があります。その相手の心に響く何かがないと本当に良い仕事のアウトプットにはならないと思うのです。

例えば、ブログを書くにしても伝えたことに対する情熱や想い(心)というのは必ず読み手側に伝わると思いますし、ときにその言葉や物語が感動を生むのだと思います。したがって仕事というのは心を込めてつくる一つの「作品」だと私は思っています。

「対話を重ねて感動を共有する」 我が社の企業理念・第3章です。

お互いの心と心が通じあった瞬間に感動が生まれる。決して悪い心では感動は生まれません。如何に良い心を持って日々の仕事や生活を営むかが大切のだと思います。

京セラ創業者の稲盛和夫さんの言葉で、
「考え方(心)×熱意×能力=人生・仕事の成果」という方程式があります。

稲盛さんは考え方(心)というのは-100から+100まであると言われています。つまり、マイナスの考え方(=悪い心)があれば結果は全てマイナスになるということです。

「心」というのは目に見えない存在であり、人類史上まだまだ解明されていない不思議な存在です。

AIやロボットが世の中に普及したときに、人間の持つ知識や技術の大半は置き換わることになると思いますが、「心」だけは人間にしかない力であり、絶対にAIやロボットに換わることはありません。

また、ネットの掲示板やSNS上で心の無い言葉が他人を傷つける事例が枚挙にいとまがありません。

そのような文脈においてもこれからは「心の力」を如何に磨いていくか、ということが現代社会を生きる我々のテーマなのではないでしょうか。

一人ひとりがポジティブマインドで、お互いの心と心が通い合う、そんな素晴らしい世の中を目指す上でも、先ずは自分たちの組織から少しでも心が上向きになるように変わっていければと思います。