『言葉の力』

皆さん、こんにちは。

すっかり涼しくなり屋外のスポーツがしやすい季節になりましたね。私はゴルフの予定が結構入っています。

さて、皆さんは「言葉」が「心に響いた」、あるいは「心に刺さった」という経験はありますか?

また、昔から言葉というのは「何を語るかよりも、誰が語るかだ」といったことも言われます。

「言霊」という言葉があるように言葉のもつ意味よりも、言葉に込められた想いの方が伝わり、その想いに心が共振したときに感動が生まれるのだと思います。そう考えると言葉というのはとても深いですし、仕事においても相手の心に響く言葉を語れるようになりたいものです。

そんな「言葉」をテーマに取り上げ、経営幹部メンバー19名で勉強会を行いました。

事前に書籍を読んでもらい感想文を順番に発表するという内容です。クジ引きで4人1組のグループをつくり、膝を付け合わせて行います。(一部の方はリモート参加)

先ずは1人が感想文を発表し、残りの3人がコメントをします。それを4回繰り返します。その際のルールとしては「美点凝視」で相手の良い点だけを見つめ、「感謝」の言葉を発するというものです。否定的な発言は禁止です。

グループワークの中でポジティブな言葉に多く触れることで、参加者の正の感情を引き出し、場の空気が幸福感に満ちて一体感を醸成するというのが狙いです。

約1時間の勉強会が終了した後は見事に清々しい気持ちになれ、心が上向きになれる体験となりました。

言葉の力を書籍によって頭で理解すると共に、ワークにて体で感じて学ぶことができました。

相手を褒めることや感謝の言葉が大切であることは分かってはいるものの、なかなか現実にはできていないのが正直なところです。むしろ、否定するほうが多いかもしれません。

それでは相手の心に負の感情をつくるだけとなり、これから頑張ろうという前向きな正の感情が生まれることはありません。

「愛語よく廻天の力あり」 

愛のある言葉、すなわち相手を思いやる利他の言葉というのは、世界を好転させる力があるという意味です。

愛のある言葉を発するためには、心を愛の状態にしなければなりません。また聞く側においても先入観を捨て、まっさらな心で聞くことも大切です。

心と言葉はつながっているということを念頭に置き、常に良き心の状態を意識していきたいと思います。

職場に思いやりや感謝の言葉が飛び交い、幸福感に満ちた場をつくることが、ES経営の目指す姿です。社員が口を揃えて「会社に行くと気持ちが清々しくなって幸せを感じられる。」そうなることを夢見て頑張っていきたいと思います。

 
「対話を重ねて感動を共有する」
              企業理念 第3章