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『構造躯体コントラクター』

皆さん、こんにちは。

大リーガーの大谷翔平選手がMVPを取りましたね。偉人レベルの凄い人ですが、そのベースには素晴らしい「人間力」があります。高校1年からマンダラチャート(目標達成シート)を活用して技術面以外にも人間性、メンタル、運気に関する目標もしっかりと立てているのですね。インターネットで「大谷翔平 マンダラチャート」で検索すると出てきますので興味のある方はご覧ください。

さて、最近大工さんの不足感をよく耳にするようになりました。国勢調査データでは現在の大工さんの数は全国で約30万人、それが10年後には3割減の21万人になるという予測が出ております。

そうなると10年後の住宅着工戸数の予測から逆算すると大工さん一人当たりの生産性を現在の1.4倍に上げなければいけない計算になります。

また、大工さんだけではなく基礎や屋根、外壁や左官といったあらゆる業種の職人さんが不足していくものと思われます。

そのような職人不足という社会課題に対し、当社では新たな事業として「建て方施工支援」にチャレンジしております。

土台の敷き込みから建て方、壁パネル・断熱施工、サッシ施工、防腐・防蟻施工、防水・気密施工、施工品質検査のための気密測定までを責任施工で行います。また、グループ会社のビルダーズサポート社が地盤調査、地盤改良工事、基礎工事までを行い、地盤から構造躯体までをワンストップで提供できる体制を確立しました。

当社施工の建て方の様子を納めたYouTube動画がありますので興味のある方はご覧ください。


https://www.youtube.com/watch?v=nyN-jD4Rflw

30坪ぐらいの住宅ですと建て方から防水・気密工事まで3日間(延べ20人工)で完了します。通常大工さんが建て方後に一人で施工を行う場合は2週間程度の仕事量になりますのでかなり工期短縮となります。

欧米では大工さんの仕事は躯体工事(フレーマー)と造作工事(カーペンター)で分業されていますが、日本もこれからは構造躯体の施工をプレカット業者が担い、大工さんは造作工事に専念していただくという分業体制の時代になっていくのではないかと考えています。

分業体制のメリットは現場の数を多くこなせるためそれぞれの専門技術が習熟され施工品質の安定化が図れること、また躯体工事を複数の人工で行うため工期が短縮されることですね。

職人不足を解決し、さらに施工品質向上、工期短縮を実現できる画期的な方法だと思います。

現在の施工実績としては延べ10棟ほどです。まだまだ施工スタッフが不足しており請け負える数には限りがありますが、早く多くの現場をサポートできる体制をつくっていきたいと考えております。

地盤から構造躯体までワンストップで提供する「構造躯体コントラクター」として、社会課題である職人不足の解決に向け取り組んで参ります!