『美点凝視』

皆さん、こんにちは。

この度、ウッドリンク・ラボにHEAT20レベル(Ua値0.42)の断熱性能を体感できる構造モデルを新たなコンテンツとして導入しました。最小限のエネルギー(6帖用エアコン1台)で建物全体が暖かくなることを実証しています。是非、体感してみてください!


ウッドリンク・ラボ 「プレウォール構造モデル」

さて、今回は「美点凝視(びてんぎょうし)」というテーマでお話ししたいと思います。言葉の意味は相手の長所、良いところを意識的に見つめ、それを本人に伝えるということです。すなわち「褒める」ということです。

毎月行っている幹部クラスの研修で参加者同士が「美点凝視」で本気で褒め合うということを実践しています。

「本気で」という所がポイントで、本気で褒めることの難しさと、本気で褒められることの嬉しさの両方を実感しています。

皆さんは日頃から誰かに対して本気で褒めてますでしょうか?

心理学的には自分に自信がないと他人を褒められないとも言われています。また、お世辞的な軽い褒め言葉では嘘臭くなり、言われた方もあまり嬉しい気持ちにはなれませんよね。ですから、他人のことを本気で褒めるというのは本当に難しいのですね。

かくいう私もさすがに我が子には出来ていると思いますが、会社の仲間に対しては照れ臭いというか、褒めないのが当たり前になっているというか・・。正直、褒めることよりも指摘の方が多いのが現状です。

心の中ではちゃんと称賛しているのですがなかなか言葉に出して伝えられていませんし、伝えたとしても「ありがとう」とか「すごいね」の淡泊な一言で終わらせてしまうこともしばしば・・。

やはり、みんながポジティブで明るい職場環境をつくるためにも「お互いが本気で褒め合う」というのは良い人間関係を築く上で大切なことと思いますし、何よりも人間の精神的欲求の一つである「承認欲求」が満たされることがES(社員満足)向上にもつながります。

私は普段、立場的にも社員から褒められることはほとんどありませんが、毎月の幹部研修では何度も褒めていただき、本当に嬉しい気持ちになりますし、ちゃんと自分を見てくれているんだなぁと心が温かくなります。

今回の研修を通じて、「本気で褒める」ということは「人財育成」において大きな原動力になるということに気づきました。

私たち人間というのは自分の成果やプロセスに対して具体的に取り上げられ称賛されることで、「やって良かった」、「またやってみよう」というポジティブな気持ちになり、更なる活力が沸いてきます。

先ずは自分自身が「美点凝視」で相手の良い所に意識を向け、「本気で褒める」ということを実践していきたいと思います。

そして会社の中に美点凝視、本気で褒める文化が浸透していけば、先入観や固定観念で相手を見ることが無くなり、自然とお互いが相手のことを認め合える素晴らしい人間関係が築けるものと思います。

「美点凝視」、その効果は絶大です。是非、皆さんも試してみて下さい。