『心理的安全性』

皆さん、こんにちは。

全国各地で桜の開花が始まり北陸もすっかり春めいてきました。春と言えば新しいことを始める時期ですが、住宅VC事業のエツサスも新たに「平屋シリーズ」をリリースします。平屋の構造特性を活かし断熱性能は最高ランクのHEAT20-G3、さらに太陽光パネルを搭載すればライフサイクル・カーボンマイナス住宅(建設時も含めた一生涯のCO2収支がマイナスになる住宅:通称LCCM住宅)にもアップグレードできます。

是非、平屋のイメージ動画をご覧ください。
https://youtu.be/llsdujfkx_0

さて、今回は毎年この時期に実施しているES調査の結果についてお話しします。

結論から言えば、昨年から大幅に改善されたとても良い成績でした。具体的には総合評価の満足度割合が13%増加、不満足度割合が10%減少という結果でした。

ES調査は経営者の成績表ですので毎回ドキドキしながら確認します。今回結果を見た瞬間の喜びと安堵感はとても大きいものでした。しかし、喜びは束の間で総合評価以外の各評価項目や個別のコメントを見るとまだまだ課題が多くあり身が引き締まる思いになります。

この1年で満足度が向上した要因としては大きく3つあると考えています。

1点目はコロナショックやウッドショックという変化の激しい経済環境の中でも業績目標を達成できたということです。

2点目は上司と部下のコミュニケーションの機会が増え、お互いにストレスが溜まり難い風通しの良い環境になったということです。

3点目は毎年少しずつですが人事制度や福利厚生の見直し・改善を行うことで社員のニーズにフィットした働きやすい環境になってきているということです。

そして今後さらに会社を良くしていくための新たな課題も見えてきました。

それは20代~30代の若手社員が何を言っても怒られない、上司が話をきちんと聞いてくれる、言いたいことが遠慮なく言える、やりたいことが思い切ってやれる、そのような環境、文化を醸成すること、すなわち「心理的安全性」をつくることだと考えています。

まだまだ、若い人たちには「出る杭は打たれる」というイメージがあるようで上司の顔色を伺って仕事をしているのが現状です。

そのためには私たち上司がこれまでの古い固定観念やあるべき論を捨て、若い人たちの様々なチャレンジに対して寛容になれるか、つまり如何に受容と共感の心でおおらかな対応ができるかだと思っています。

多くの中小企業でDX(デジタルトランスフォーメーション)が普及しない一番の要因が昭和時代のおじさん達の存在であると言われています。

おじさんのアナログで非効率な仕事の仕方に若者が否応なしに合わせているというのが多くの会社の現状です。そうではなく、おじさんがデジタル世代の若者に仕事の仕方を合わせられるようにするべきなのです。ですから我々おじさんは会社の成長を妨げる老害にならないよう、常に若い人たちの新しい価値観を受け入れ、デジタル技術などを勉強する必要があると思っています。

先ずは我々上司の意識改革によって社内に「心理的安全性」をつくり、若い人たちが伸び伸びと仕事ができる、そしてデジタル世代の価値観に合わせた様々な規制改革を進めていきたいと思います。それがDXに向けた第一歩だと考えています。

更なるES向上、会社の成長に向け、やらなければいけない課題は山積です。