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『知られざる北陸の脅威』

皆さん、こんにちは。

最近、全国各地で地震が発生していますね。先日の能登で発生した地震はやっぱりきたかというぐらい想定内のものでした。というのも能登地方では今年に入ってから小さな地震が頻発する「群発地震」が起きており地方紙等では注意が呼びかけられていました。そんな中で6月19日に震度6弱、翌日の20日には震度5強が連続で発生したのですね。

私は1回目の地震が発生したときは自宅の2階で仕事をしておりスマホの警報と共に結構な強い揺れを感じました。結果的に富山県高岡市は震度3でしたが、最初は震度5ぐらいかなと思って後で実際の数字を見てこの程度かとびっくりしたぐらいです。

その時にふと思ったのは、もしこれが震度7だったらどうなっていたのか、さらに屋根に積雪が1m程度乗っていたら・・、と考えるとゾッとしました。普段から倒壊シミュレーションで積雪荷重のある家が倒壊している映像を何度も見ているので、ついついリアルに想像してしまったのです。

ちなみに私の自宅は耐震等級2のプレウォール工法なので、一般的な住宅よりもかなり耐震性は高いのですが今回の震度3でも意外と揺れたのにはびっくりしました。

今回発生した能登の「群発地震」は地殻変動も関係しているということでメカニズムが良く解っていないらしく、これまで経験したことのないとんでもないことが起こる可能性もあるとのこと。コロナ、ウクライナの次は大地震?と思ったりもします。

現代の日本は地震活動期にあると言われて久しいのですが、最近当社としても地震対策の啓もう活動が少し不足していたなぁと反省しました。世の中がカーボンゼロの流れで断熱性能に対する興味関心が高いということもあり、私たちもどちらかと言えば断熱性能を提案する方に偏っていた気がします。

私たち業界人であれば積雪荷重が載った状態で地震がきたら建物の揺れが増幅する(積雪1mで1.5倍揺れが大きくなる)ということを知識として知っていますが、一般消費者の方はほとんど知らないのが現状です。

今一度、知られざる北陸の脅威、積雪時の地震の恐ろしさをより多くの方に知ってもらうと共に当社の地震対策システム「三位一体工法」をご提案していきたいと強く感じました。

http://www.woodlink.co.jp/sanmiittai/
三位一体工法ホームページ

地震は自然災害ですから100%安全を保証できるものではありませんが、今ある建築技術の中では万全の対策になるのは間違いありません。

地域の構造体メーカーとして北陸の住環境を守ることを今まで以上に使命感をもって取り組んで参ります。