皆さん、こんにちは。
今年も残すところ2ヶ月になりました。毎年この時期は新年度の経営方針を考え始めるのですが、今年はボトムアップで若手リーダーに考えてもらおうと思い、先週末にインテック大山研修センターにて一泊二日の合宿を行いました。
インテック大山研修センター
合宿名は「ビジョンキャンプ」としました。キャンプという言葉がついていますが実際に野外でキャンプをするわけではありません。あくまでもイメージです。
今回は若手リーダー30名が3チームに分かれて、2日間かけて来年度から始まる中期経営計画のビジョンを話し合うという内容です。
ビジョンキャンプの目的及び狙いについては3つあります。1つは経営的視点・思考を学ぶ、2つ目に経営課題の理解と自分事化、3つ目に部門を越えた人事交流になります。
事前課題としてメンバー全員に社会・業界のトレンドをここ当面の予測と3~5年後の予測のレポートを作成してもらいました。
社会・業界トレンドについては需要構造、顧客ニーズ、競合・ライバル、社会課題という切り口でそれぞれ捉えていきます。そして、我が社の既存事業における強みを洗い出します。
まとめとしては、自社を取り巻く環境変化×我が社の強み=事業ビジョン・戦略の方向性という方程式でアウトプットを出します。
アウトプットとしては「既存事業の強化策」と「新規事業の開発」という2つの方向性が出ました。
結果的に既存事業の強化策は、概ね私の描いていたイメージ通りの着地となりましたが、新規事業は全く構想に無い面白いアイデアが出ました。
そして、事業ビジョン・戦略を実行するためには、どのような人財を採用し、どのような仕組で育成し、定着のためにどのような人事制度をつくらなければいけないかという、いわゆる人事ビジョンに落とし込みました。それは我々が目指す「ES経営」の具体策となります。
この2日間で若手リーダーの皆さんが「事業ビジョン」と「ES経営」の関係を理解し、さらに当社の経営の根幹である「ES経営」が何故大切なのかということに気づけたのではないかと思います。
30名の若手リーダーが部門を越えて泊りがけで議論を重ね、懇親を深められたことは、とても価値のある体験となり、貴重な思い出になったのではないでしょうか。今後は「ビジョンキャンプ」が会社の恒例行事になりそうです。
そして、来年度からスタートする中期経営計画を今回の若手リーダー一人ひとりが主体性を発揮して実践されることを願っております。