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『熱意の源泉は何か』

皆さん、こんにちは。

令和に入り、早くも新潟・山形で震度6強の大地震が発生しました。
昨年の大阪北部地震から、わずか1年で大地震(震度6以上)が3回も発生するというのは明らかに異常事態ですよね。

さて、先日、新聞記事で興味深い情報を目にしました。
それは米国の人材コンサルティング会社が世界各国の社員の士気を比較した調査を行ったというものです。

日本は「熱意あふれる社員」の割合がわずか6%、米国の32%を大きく下回り、調査した139ヵ国のうち132位と最下位レベルという結果。

さらに日本は「周囲に不満をまき散らしている社員」の割合が24%、「やる気のない社員」も70%を超えたという結果とのことです。

また、国際的に見て日本は生産性が低いと評価されていますが、日本生産性本部の2017年調査データによれば、一人当たりの労働生産性が日本が837万円に対し、米国は1,266万円で、日本人の生産性は米国人に比べ、2/3程度ということなのです。

この2つのデータから解ることは、モチベーションの大小で、仕事の成果が変わるという事実です。

決められたやり方を真面目に淡々と、長時間かけて働くスタイルと、決められたやり方に固執せず、より良い方法を自ら考え、工夫し、
短時間で最大の成果をあげようとするスタイル、の違いでしょうか。

熱意(モチベーション)と成果(品質・生産性)の相関関係は職業人であれば、誰もが体験的に理解できることかと思います。

体調や気持ちが優れない日、つまりモチベーションが低い日は、抜け、漏れといった、ケアレスミスを多く出してしまいますよね。
それが一番分かりやすい相関関係の事例だと思います。

では、どうしたら「熱意」をもって仕事ができるのか?

私の体験からお話しをすれば、熱意の源泉は、「ビジョン(ありたい姿)を明確にし、その実現を心から信じる」ことだと思います。

この想いを、「志」・「使命感」レベルに高めることができれば、毎日、確実に熱意あふれる仕事ができます。

スポーツに例えれば一番分かりやすいのですが、「世界で活躍するチームになって世界大会で優勝をする」このビジョンの実現を心から信じている人、というイメージです。

私のビジョンは「働き甲斐NO,1の誇れるブランド企業」を目指すこと、社員の皆さんが自分達の仕事、自分達の会社に誇りを持てる、
家族や友人に自慢ができる、そんなブランド企業に成長することです。

そのためには、業界NO,1の製品、サービスを提供できる企業になること、そして、ウッドリンクの提供する製品・サービスによって、様々な社会課題を解決していくことで世の中に貢献していくこと。

そのようなビジョンを見つめることで、日々、自己の能力を高めるべく、様々な努力ができ、またどんな難題にも恐れずに挑戦することができるのだと思います。

これが私が考える「熱意の源泉」です。

最後に話を戻しますが、「熱意あふれる仕事」=「最大の成果」という相関関係に加え、もう一つ大きな副次的効果があります。

それは「人生が豊かになる」ということです。

仕事で良い成果をあげるということは、お客様や業者様、職場の仲間、あらゆるステークホルダーに喜ばれ、皆がハッピーになれます。

それが自分のライフワークになれば最高の人生ではないでしょうか。

「生活のため」という仕事観から、「人生を豊かにするため」という仕事観へ。

是非、一人でも多くの社員の皆さんに、そのような仕事観を持っていただけることを願っています。