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『自分にしかない価値』

皆さん、こんにちは。

建築中の木造新事務所が竣工し、富山店のメンバーは新たな環境で業務を行うことになります。木質空間の効能による集中力UPなど生産性向上にどれほどの効果があるのか観察していきたいと思います。

さて、今年度も上半期が終わり、社員の方たちには前半戦の振り返り、反省を行い、後半戦に向けての個人計画書を作成してもらっています。

この上半期を振返りますと期首の出足からコロナショックで世の中が大きく変わってしまい、我々もこれまでの当たり前を変えるべく、暗中模索しながら進む中で、ここに来てようやくウィズコロナの新常態スタイルが見えてきたという感じです。

そんな中、「コロナショックのおかげ」と思うようなことがいくつもあることに気づかされます。

これからの不安定かつ不確実な時代をどうやって生きていくかということを、それこそノイローゼになるほど四六時中考えている中で、いくつもの面白いアイデアが生まれたり、不思議なご縁があったりと、現在はイノベーティブな新規事業プロジェクトが何本も進行しています。

これはコロナショックのおかげ、としか言いようがない、まさに危機感から生まれた賜物だと思います。

ですから、個人的には例年以上に忙しく、とても密度の濃い毎日を過ごしているのでとても充実しています。

目まぐるしく変化する社会の中で自社がどのような価値を提供し続けられるか、この価値提供プロセスが止まれば会社は倒産します。

これからの時代、企業にはゼロから新しい何かを生み出す力が必要です。それは社員の皆さんが会社の未来について如何に他人事ではなく、自分事で考えられるか、そして自分事で考えられる社員がどれだけ多く存在するかでその会社の未来は決まるのだと思います。

来春には現在進行中のプロジェクトが公の場に出ることになりますが、世の中のニーズとマッチするかはやってみないと分かりません。しかし、今は成功するイメージしかありませんし、成功するまで頑張るつもりです。

成功すれば、業界の大きなイノベーションとなる新しい価値が生まれることになりますので、とてもワクワクしています。

「常に新しい価値を創造する」

企業理念の第2章です。

常に=創造し続けるというところがとても難しく、大事なポイントです。

創造し続ける=世の中に必要とされ続ける、ということです。

自分は世の中に対して「価値」を提供できているか、とても大事な視点だと思います。世の中というのがスケールとして大きければ、会社や部署、チームに置き換えても良いと思います。

自分自身の価値はこれだというものを身に付けている人は強いですし、どんな危機や逆境が来ようともたくましく生きていけるのです。

「自分にしかない価値」

これからのウィズコロナ時代、そして人工知能時代には絶対に必要なことだと思います。

あなたにしかない価値は何か?  Byコロナ

改めて自分自身を見つめるとても良い機会だと思います。

話題を上半期の振り返りに戻しますが、業績としては大変厳しい社会情勢の中で、ありがたい事に例年とさほど変わらない結果を残すことができました。

これもひとえに、危機にも負けない優秀なお客様、協力業者様、そして優秀な社員に恵まれていたお陰であります。

この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。

『三位一体工法』

皆さん、夏季休暇は十分リフレッシュできましたか?
ちなみに私は家族で名古屋のレゴランドジャパンへ行ってきました。

今年の夏季休暇は例年よりも少し長めの6連休だったのですが、
近年、夏の暑さが厳しくなっていますので、十分な休息をとる上でも
来年以降も6連休以上を基本に計画していければと考えています。

さて、前回のブログではこれまでの業界にはなかった、
新たな地震対策を、ワンストップサービスという形で
提供できる仕組みについてご紹介しました。

そのブログを書いたあとに、この仕組みをいかにお客様に解りやすく、
且つ一言で価値を伝えるかということを社内で検討しました。

その結果、決定したブランドネームが
地震対策の「三位一体工法」です。

地震対策において重要な3つのことを、一体として考えることで、
それぞれが相乗効果を発揮し、本来のあるべき地震対策に
昇華するという意味です。

今後はウッドリンクがご提案する家づくりの新しい価値として、
業界全体に向けて発信していきたいと考えています。

「三位一体工法」の一つ目は「調査解析」です。
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地震対策は先ずは地盤を知ることから始まります。
地盤の固さ(揺れやすさ)によって、建物の揺れの増幅度が変わります。
お客様の建築地を実測調査し、建物の増幅率を解析します。

二つ目は「仮説検証」です。
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建物の揺れに最も影響の大きい要素が、揺れやすい地盤による増幅と
積雪荷重による増幅です。お客様のプランにその2つの条件を入れ、
震度7相当の大地震を想定した動画シュミレーションを行います。

三つ目は「対策実施」です。
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「財産を守り、住み続けられる家」を造るために、高耐震パネル「プレウォール」と
建物変形を制御する制震ダンパー「プレウォールTX」で構造設計を行います。

このように極めて根拠のある対策を講じることで最善の地震対策になるのです。

ウッドリンクはこのプロセスをワンストップで提供することで、
お客様の安心と満足をつくり、且つ「財産を守り、住み続けられる家」
を一棟でも多く建てられる社会を創っていきたいと考えています。

今回、本質が同じな3つの異なる技術を組み合わせることで、
新しい価値が生まれたことを身をもって実感できました。

これがまさしく「イノベーション」なのでしょうね。

今後は「三位一体工法」をさらにブラッシュアップを重ね、
より活用しやすい仕組みに進化させていきます。

最近、改めて思うのは仕事というのは本当に奥が深いということです。

現状に対して、こんなものかと思えばそれ以上の成長、進化は
ありませんが、まだまだ成長、進化できると思えば
面白いようにどんどん深まっていきます。

いかに現状に満足せず、常により良い姿を追求していくか
ということが大切なんだと思います。

私自身も、自己限定せず、高い頂を目指して歩み続けたいと思います。

「常に新しい価値を創造する」
           企業理念・第二章