タグ別アーカイブ: 地震対策

『いいじばんの日』

皆さん、こんにちは。

先日、社内で喫煙者向けに禁煙セミナーを行いました。
受講者の多くがその後、禁煙にチャレンジしているそうです。
一人でも多くの方の禁煙の成功をお祈りします!

さて、皆さん11月28日は何の日か知っていますか?
1128で「いいじばんの日」と言われています。

これまでウッドリンクは木材・建材を通じてビジネスをしてきましたので、
地盤に関してはまったくの門外漢だったわけですが、
昨今、建物の耐震性と地盤が密接な関係にあるという知見を得て、
現在は地盤についても見識を深めているところであります。

11月28日 いいじばんの日には毎年、日経BP社さま主催のイベント
住宅×地盤サミットが開催され、今回ウッドリンクがパネラーとして呼ばれ、
当社が考える地震対策についてのご提言の機会をいただきました。

当日のプログラムはこのような内容です。

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国策、学術研究、法律、防災、設計士、メーカー、アルピニストまで、
あらゆる方向から住宅と地盤について考えるサミットでした。

ウッドリンクとしては、これまでの業界にはない新しい地震対策システム
「三位一体工法」を紹介させていただき、ウッドリンクラボでの取組事例や
ユーザーの意識の変化などを発表しました。

パネル全体



三位一体工法の紹介動画

今回のサミットを通じて感じたことは、先ず考え方の視点は大きく2つあり、
1つは生活者の視点、もう一つは住宅供給者いわゆるプロの視点です。

生活者の視点としては、一言で言えば災害は必ず来るという前提で、
自分の身は自分で守るという覚悟を持つということです。

つまり、出来る範囲で万全の備えをする。
なるべく他人任せにせず、自分の責任であらゆる情報を収集し、
対策を打つということです。

具体的には家を建てる際、耐震性能はどうあるべきか?
現在住んでいる家の耐震性はこれで大丈夫なのか?
ライフラインが止まったときを考えて何を備蓄するべきなのか?
万が一、避難所生活を強いられた場合どうやって自分の心身を守るのか?

これらを自分事で考え、具体的な対策にまで落とし込むことです。

次に住宅供給者、プロの視点としては、一言で言えばお客様に対して
地震のリスクについての説明責任を果たすということです。

つまり、基準法は最低基準であり大地震の際には資産としてはもとより、
最悪は人命も失われる可能性があるということを伝えるということです。

そのような説明責任を果たし、どうしたら人命も財産も守れる家に
できるのかという具体的な解決策を提案しお客様に判断を仰ぐことです。

住宅業界というのは、車業界のようにメーカーは数社に絞られ、
安全基準が統一されているわけではありませんので、車で例えるならば
エアバックのついていない車もまだまだ多くあるのが現状なのです。

そのような業界であるからこそ我々業界人としては、正しい情報を
確実に消費者へ伝えるということをしないと、施主の尊い命や
大切な財産を失うことになりかねないわけであります。

今回のいいじばんの日で、これからのプロとしてのあるべき姿を
再認識できた大変有意義な機会となりました。

これからもウッドリンクラボを通じて正しい情報を正確に、
解りやすくお伝えし、お客様の家づくりをサポートしていきます!

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『地震対策のワンストップサービス』

皆さん、こんにちは。

暑い日が続きますね。
今年は世界的な猛暑らしく、米国カリフォルニア州や北アフリカでは
50度以上を観測したそうです。

先月からの地震、豪雨、猛暑、台風と天災続きに悩まされていますが、
私たちのできる事としては、いつか起こる、
という心構えで「備え」をするしかありません。

6月18日に発生した大阪北部地震では、最大震度6弱を記録し、
住宅被害3万棟超の大きな地震災害となりました。

阪神淡路大震災(1995年)あたりから地震活動期に突入したとされる日本では、
いつどこで地震が発生してもおかしくありません。

そんな中、北陸において最も危惧しているのは積雪時の地震です。

屋根に積雪荷重がかかることで頭が重くなり、建物の揺れが増幅します。


今年のような大雪になると積雪期間が延びることで、
積雪時の地震発生リスクが高まります。

そこに更にリスクを助長させる条件があります。

それは地盤の揺れやすさです。

地盤の揺れやすさも積雪と同様に建物の揺れが増幅するのです。


積雪と揺れやすい地盤、この2つの条件が重なったときに、
建物の倒壊リスクが最も高くなるのです。

その最悪の条件でも倒壊を防ぎ、人命を守ることはもとより、
財産である建物を守り、避難所生活ではなく、
その後も住み続けられる家にしたいですよね。

そんな「財産を守り、住み続けられる家」を1棟でも多く建てられることを願い、
これまでの業界の常識には無かった、新しい地震対策プロセスを確立しました。

これが地盤から考える地震対策のワンストップサービスです。

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①地盤の揺れやすさの現地調査(微動探査&地盤調査)

②地盤の揺れやすさ、積雪を考慮した耐震設計(壁量/配置バランス)

③耐震を補う、制震ダンパーの設置検討(建物変形量の低減)

④倒壊解析シミュレーションによる安全性の確認(動画ソフト・ウォールスタット)

⑤邸別シミュレーションで裏付けされた安全・安心な構造部材の生産
 (CAD/CAM・生産)

このプロセスによって、お客様ごとの建物を何故このような
耐震設計になるのかという、根拠を明確にしたご提案ができ、
その結果「財産を守り、住み続けられる家」を建てることができるのです。

これまで当社は耐震パネル「プレウォール工法」を採用すれば、
地震に強い家になります、という大ざっぱなご提案をしていました。

そこで今回、地盤の揺れやすさ、積雪量、壁量、壁の配置バランス、
制震ダンパー、これらの条件を全て考慮した設計を行い、
その設計された建物を過去の地震波を用いてシミュレーションし、
建物変形量をビジュアルで見える化するという、
極めて詳細な検証システムを確立したのです。


ウッドリンクは木造住宅の構造体メーカーとして、地震に対する最善の備えを
研究・開発し、世の中に発信・普及させていくことをミッションとしています。

今までにない、新しい地震対策のワンストップサービスが完成しました。

さあ、次はどうやってお客様にわかりやすくお伝えし、啓もうしていくか。

ここからは営業の皆さんの腕の見せどころです!
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