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『諺 ~ことわざ~』

こんにちは。
福井店設計課の田中です。

突然ですが、皆さんはこんな諺を聞いた事がありますか。
「百聞は一見に如かず」

おそらく知らない人はいないでしょう。
漢書の中に出てくる言葉で、古代中国の王朝、前漢の将軍・趙充国の言葉です。
「百聞は一見に及ばない。兵は遠く離れている為状況がわからない。直接出向き、そこから方略を献上したい。」
という言葉からきているそうです。

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この「百聞は一見に如かず」ですが、
続きがあることをご存知でしょうか。

「百聞は一見に如かず」
   たくさん聞くよりも、実際に自分で見るほうが良い
「百見は一考に如かず」
   たくさん見ても、自分で考えなければ意味がない
「百考は一行に如かず」
   たくさん考えても、行動しなければ意味が無い
「百行は一果に如かず」
   行動するだけでなく、成果を出す事に意味がある

これは先述の漢書の中に出てくるわけではなく、いつどのようにできたかは判っていませんが、
私はとても良い諺だと思います。

聞いて、見て、考え、行動し、成果を出す。

最後に出てくる言葉が「成果」ですので、結果が全てだと考えがちですが、
大事なのはその過程であり、成果さえも過程の一部ではないかと私は勝手に解釈しています。
成果が出て終わりではなく、その結果からまた始まり、成長とはその繰り返しだと考えています。

これは私たちの仕事にも通じるところがあります。
業務内での解らない事や、新しい事にチャレンジする時など、先輩から教わる機会は多々ありますが、やはり言葉だけの説明では解りにくく、理解するまでに時間を要します。
勿論、言葉だけで足りる場合もありますが、自分の目で確かめた方が理解を深められるという事で、弊社では「現場研修」という取組を行っています。文字通り、現場での研修です。

主に新入社員研修や若手育成として行う事が多いですが、ベテラン社員であっても建築現場に行かせて頂く事があり、自分たちの仕事の確認や不具合・修正点の確認など、現場でしか発見できない事を学ばせて頂きます。
そこから得た情報から改善出来る事は改善し、より良い物をお客さまに提供できるよう日々精進しています。

住宅を建てる上でも同じです。
様々な情報が大量に存在する現代において、必要な情報だけを入手する事は困難です。
誤った情報を元に行動してしまうと思いもよらない失敗をすることもあるでしょう。

そんな失敗を減らし、住宅の完成イメージをより明確にする為に、
弊社のウッドリンクラボにてVR体験ができるようになります。(coming soon)
お客様が計画するプランを実寸大のバーチャル空間として体験でき、図面やパースでは伝わりにくい所も実寸大で体感する事が出来ます。
体験中にプランを修正したい場合はその場で修正内容を反映させる事も出来る為、何かプランで気になっている所があれば、ぜひ体感し確認して頂きたいと思います。

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VR体験については間もなく情報が発信されると思いますので、ご期待ください。
またウッドリンクラボでは、VR体験以外にも体験・体感できるコンテンツが充実しています。
是非ご来場頂き、今このホームページを見て「聞」になっている事を「見・考・行」にし、それが「果」となる事を心より願っております。