製造部 生産管理課の中川です。

歳を重ねると、風邪を引いてもなかなか治らない、何もしていないのに身体にガタが来て病院通い、そんなことが多くなってきた？ように感じています。

そこで、健康体を維持し過ごしていくには何をしたらいいのか？を考えてみました。
自分が自信を持って継続できること、なお且つ、ダイエットにもなりそうな一石二鳥的なことを考えた末に、「ランニング」を思い立ちました。

今、思い返すと、ランニングを始めたのは5年ほど前の話になります。
自己満足だけのために行うことができればそんな幸せなことはないのですが、家庭があることや、北陸のように天気の安定しない地域で毎日屋外を走ることが難しいなど、自分に甘い私にとっては、「お休みにしよう！」と思ってしまう絶好の日が続きます。

なんとかランニングを続けていると、会社で「スポーツ施設利用料の補助」という福利厚生制度が始まりました。
制度が始まってすぐにスポーツジムの会員契約をし、天気の悪い日はもちろん、時間を上手く見つけてほぼ毎日時間を見つけて、ジムの主のように通っています。
私が通っているジムは、自宅からも会社からも約5分圏内の好都合な立地条件にある体育館です。

規模は決して大きいとは言えませんが、ランニングマシーンはもちろん、筋力トレーニングなどの設備は充実しており、その他ピラティス、筋膜ストレッチ、エアロビクスなどのイベントにも参加することができます。
その日の気分や身体の故障具合によってトレーニング方法を変えることもでき、トレーナーさんたちにはトレーニングの方法についてアドバイスをいただくこともあれば、あつかましくもこちらから要望を伝えたりとお互いにプラスになるよう話を進めたりすることもあります。
今、私にとって、とてもホットな空間です。

さて、ランニングを日課にできる環境が整い、会社から与えられるだけではなく、何か形として残せることはないか？と考えた結果、「富山マラソン」に参加することを決めました。
以前から参加されていた上司の方々の影響力は絶大で、『自分もやれる！絶対に完走してやる！』と強い意思のもと、10月末日に行われた大会に参加しました。

マラソンに至るまでには、十分と思われるトレーニングを積み力強い決意がありましたが、終わってみるとなんとか完走したというのが正直なところです。
ただ、「完走」という結果に至るまで、家族、友達、会社の方々、ジムの方々、接骨院の先生など多くの方の協力があったことに感謝しています。
何よりも、私の初マラソンのこの機会に、会社をあげての沿道での声援が苦しい場面での力となりました。
大袈裟かもしれませんが、今思い出しても心が熱くなります。

マラソンを完走し、時が過ぎて私が今思うことは、日々のランニングを通じて、社内、社外で出逢う一つ一つの物事には意味があり、そこには自分が今まで見つけられなかった新しい自分がいたり、またそれを改善しようと考え努力する自分がいる。
そこに協力してくれる人の力が加わり、また自分の活力となる相乗効果をもたらしていることに気づかされました。

自分だけではなく、皆が会社のバックアップを上手く利用し、会社以外の場所で社内の人はもちろん、社外の人ともコミュニケーションを計り、個々がそれぞれ楽しめる場所を見つけ仲間たちと共に汗を流したり、マニアックな話？で盛り上がったりと、皆が共に笑顔になれる「至福の時間」を共有できたら幸せだと思っています。