月別アーカイブ: 2019年5月

『QC活動』

金沢店設計課の伊勢路です。

季節も春を通り過ぎ、立夏の爽やかな気候もあと僅か。
本格的な夏はすぐそこまで近づいています。
みなさん如何お過ごしでしょうか。

令和という新しい時代に移り、ウッドリンクでも新しい取り組みを始めています。
それは「QCサークル活動」です。

最近では日本だけではなく世界にも広く浸透してきているとのことです。
製造業だけではなく、様々な業種で行われている取り組みですね。

QCとは「Quality Control」の略語で、品質管理という意味です。
問題点の整理、原因の分析、対策の立案などを進めて、改善を行っていくことですが・・・
日々の業務の中でやりたい気持ちがあっても、なかなか思うように進まないものです。
そもそも問題点だと気が付いていない、原因がサッパリ分からないなど
手法自体があやふやだとせっかくの気持ちも段々と小さくなっていきます。

広く行われているQCにおいては、非常にロジカルな手法が体系化されており、
どのような年齢・役職でも関係なく改善活動に取り組むことができるのが特徴です。

ウッドリンクではお客様により良いサービスや安心・安全な住まいを提供するため、
今年度から社内全員で取り組んでいます。
特に小集団活動と呼ばれる、数人単位のサークルごとでのQC活動に力を入れています。

自分一人の独力でやれることには限りがあります。
サークルのみんなで力を合わせれば、困難な問題点にも立ち向かうことができます!

結果が出るのは半年後や1年後かもしれません。
それどころか、良い結果が出ないかもしれません。

しかしこのQCサークル活動は、結果を出すことだけが目的ではなく
(もちろん結果が出せれば満点なのですが)
仲間で話し合った過程や、ワイワイガヤガヤと様々な意見を言い合う中で、
1つの目標へ向かって深まっていくチームワークこそが、次に繋がる財産になっていく。
そういった活動なのです。

実は昨年度も、少人数の選抜メンバーではありますがQCサークル活動を行っていました。
本年度からの全社員参加を見据え、まずはQC手法を理解するためにスタートしたので
試行錯誤の繰り返しではありましたが、なんとか結果を出すことができました。

社内でも大々的な結果発表会を開催し、拙いながらも私も発表者として登壇しました。

写真1

この活動が社内に浸透できれば、ウッドリンクの品質へのこだわりをより一層高めるられると
確信することができるきっかけとなりました。

さて話題は移りますが、私の趣味である釣りについてです。
小さいものでは小川のフナ、大きいものでは奥能登の荒磯でのヒラマサなど、
魚種問わずイカやタコなど軟体も含めて、出会いたい相手は多種多様です。
春夏秋冬どこかの水辺に立っています。
「釣れるものなら何でも釣る」が信条です。

写真2
(アオリイカです。なんと美しいアイシャドウでしょうか!震えるほどキュートですね!)

自他ともに認める大変な釣り好きなのですが、釣行の際に常に考えていることがあります。
もっと沢山釣りたい、もっと大きなものが釣りたい!といった内容です。
その際にどのようにアプローチするか?が非常に大切で、毎釣行ごとにトライアンドエラーの繰り返しです。
大自然相手ですので思惑通りにいかないことの方が多くて当然なのですが、
様々な自然の条件(ターゲットや時期、場所、天気や潮周りなど)に加えて、
自分の釣り方(道具や仕掛け、餌やルアーの選択など)などが複雑に絡み合い、釣果になります。

また、「今日は釣れないだろうなぁ」という日でも、釣りに向かいます。
予想通り釣れなければ、ダメだろうと感じた根拠が正しいことになりますので
たとえ釣れなかったとしても、ある種の達成感があります。(言い訳ではありません!)
逆に、釣れてしまった場合の方が困惑します。
ダメだろうと決めつけていた根拠が崩れるのです。諸条件をもっと分析する必要があります。
一体何が良かったのか、前回とはどこが違うのか・・・・
自然ってすごいですね。全く興味が尽きません。

最近感じることは、この目的へ向けて分析しチャレンジする行動は
QC活動に近いことをしているのではないか?ということです。
恐らくみなさんも、趣味や子育てなど日々の暮らしの中で
無意識のうちに、条件を比べてより良いものから選択しているのではないでしょうか?
また少し失敗したときにも、繰り返さないように小さな工夫をしていませんか?

まさしく品質管理の根底は、そういったことの繰り返しなのではないか。
そんなことをぼんやり考えながら、釣り糸を垂れています。