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『職場を幸せにするメガネ』

皆様こんにちは。上越店の了津です。
ここ最近グッと寒くなりましたね。
周りでも体調を崩す方が増えてきています。
年末に向けて仕事量もピークとなっていますが、健康にはご留意ください。

さて、皆様はプライベートの時間をどう過ごされていますか?
趣味や家族の時間を大切にされている方、自分の為に使っている方など様々かと思います。
私は、上越に単身で来てからは、自分の時間を多くとることができるので、寝る前には読書をしています。
最近はサボり気味ですが、平均して月に3冊は読んでいるのではないかと思います。

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重みで棚が変形してしまっていますが・・・・ 
色々なジャンルのものを読んでみようかと思ってはいますが、偏ってしまうのが現状です。

先日、本屋に行くと面白いタイトルの本を見つけました。
「職場を幸せにするメガネ」
どんなメガネ??
もともとメガネ好きな自分にとっては、気になってついつい購入してしまいました。

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中身を少しだけご紹介しますね。
タイトルにもあります「メガネ」とはいったい何か?
アドラー心理学の提唱者であるアドラーは、「世の中に真実などない。あるのは主観的な解釈だけだ」と唱えました。
そして、そのことを端的にわかりやすく伝えるために、こう言いました。
「誰もが自分だけのメガネを通してモノを見ているのだ」。
それぞれが常に膨大な数のメガネを持ち歩き、物事に応じてさっとメガネをかけ替え、物事を見ているイメージです。
なかでも、「ずっと信じてきたこと」や「かたくなに信じていること」は、特にお気に入りのメガネであり、頻繁にそのメガネをかけたがります。
著者は「部下を鍛えるのが上司の役割」というメガネをかけていました。
日頃から部下にダメ出しばかりを行い、ついには部下から「鬼上司」「冷徹人間」という烙印を押されてしまいます。
マネジメントの壁にぶつかりながら、思い悩み一冊の本に出合います。
そこには「社長は幸せの専門家じゃないといけない」と書かれており、リーダーも「幸せの専門家」なんだと気付きます。
著者は「職場を幸せにするメガネ」にかけ替えることで、「働きがいのある会社ランキング」トップ10に毎年ランクインする職場をつくり上げました。
実体験をもとに書かれていて、非常に読みやすい内容でした。
具体的な解決法も書かれており、リーダーの方々にはおすすめの本です。

このような悩みを持っているリーダーの方は多いのではないでしょうか?
頑張っても結果が出ない・・・
職場の雰囲気が暗い・・・
人間関係が上手くいっていない・・・
上司から指摘ばかりをされる・・・
もしかすると、全部自分の責任だ・・・
自分がまず変わるべきだ・・・
と、自分を追い込んでしまっている方もいるかもしれません。(私です・・・)

頑張っていないリーダーはいないと思います。
きっと職場を良くしたいと思い頑張っています。
本書にはこう書かれていました。
「あなたはこれ以上頑張らなくてもいいし、人格を変えなくてもいい。まずは頑張ってきた自分を認めること。自分自身を認めると、周りの人のことも認められるようになります。自分を受け入れるから、周りの人を受け入れることができる。」
そして、
「あなたを変えるのではなく、あなたのメガネをかけ替える。そうすれば自然とさまざまなものが変わってきます。」と。

何か救われた気がしました。
私自身、考え過ぎる傾向があり、その大半は「人間関係」の悩みです。
今年は解決に向けてよい取り組みが多くありました。
改革リーダー研修やES向上プロジェクトです。
自分を見つめ直す非常に良い機会を会社からいただきました。
一日の大半を仲間と過ごすのに、それがつまらなく、辛い時間だったら最悪です。
一人ひとりが本当はどうなりたくて、どんな価値観を大事にしたのか?
価値観の押し付けではなく、まずは対話から始めようと思います。

皆さんはどんなメガネをかけていますか?
自分自身がどんなメガネをかけているか、ゆっくり考えてみるのもよいのでは?