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『自分が変われると思った瞬間』

皆さんこんにちは!
製材事業部の吉田です。

今年もあと1カ月となりました。通常ですと忘年会シーズンではありますが、今年は新型コロナウィルスの影響で自粛する方もおられると思います。
まだまだ感染拡大中ですので、皆様気を緩めず対策を取りながら最小限で楽しんで頂きたいと思います。

さて、先日「アドラー心理学から学ぶ親のあり方」という講義を聴講してきました。
私は、この講義がきっかけでアドラー心理学に引き込まれ著書を読むようになりました。
そして著書の中で「自分が変われると思った瞬間」の一文をご紹介したいと思います。

アドラーは、「すべての悩みは人間関係の悩みである」とした上で、原因論を根底から覆す「目的論」の立場をとるところにある。
例えば、「子供のころ虐待を受けたから、社会でうまくやっていけない」と考えるのが原因論であるのに対し、アドラーの目的論では「社会に出て他者と関係を築きたくないから、子供のころに虐待を受けた記憶を持ち出す」と考える。

つまり、アドラーによれば、人は過去の「原因」によって突き動かされるのではなく、今の「目的」に沿って生きている。
こうしてトラウマを否定するアドラーは、人生(生き方)とはいつでも選択可能なものであり、過去にどんなつらいことがあったとしても、これからどう生きるかには関係ない、と唱えた。
人は変われないのではなく、ただ「変わらない」という決心を下しているに過ぎない。今幸せを実感できない人に足りないのは、能力でもないし、お金でもないし、恵まれた環境でもない。変わること(幸せになること)に伴う「勇気」が足りないのだ。
それが、アドラーの主張である。

皆さん、如何だったでしょうか?誰でもトラウマってあるのではないでしょうか?
私も過去のトラウマを引きずったまま今日までそのことを理由に変わろうとしておりませんでした。
アドラーの一文を読み自分が変われると思える勇気が湧いてきました。
皆さんもご興味がありましたら、アドラー心理学を読んでみてはいかがでしょうか。