月別アーカイブ: 2021年4月

『ふんどしを締め直す』

皆さんこんにちは。
ビルダーズサポートの鞍田です。

ようやく春ですね。
4月に入り、1月の大寒波が嘘のように、最近では暖かい春の日差しが心地よい季節となりました。このブログが投稿される頃には、葉桜の緑が鮮やかになっている頃ではないでしょうか。私の地元、伏木の十間道路(国道415号)の桜並木は今年も綺麗でした。桜を眺めながら、アップダウンの続く道を走り、トンネルを抜ければ雨晴海岸。皆さん一度は見たことがあると思いますが、雨晴海岸は富山県が世界に誇る観光スポットです。

海越しに標高3000メートル級の立山連峰。雪の積もった立山連峰と富山湾の雄大な眺めは、まさに絶景です。一年中絵になる雨晴海岸。カメラが趣味の方は、日の出や氷見線の時間を狙ってファインダーを構えてみてはいかがでしょうか?恋人のいる方は、夕日を一緒に眺めながら、肩を並べ手を繋ぎ、将来について語ってみてはいかがでしょうか?

私はここで、土砂降りの中、妻に告白し成功しました。(笑)
「雨を晴す」と書くのにまったく晴れず、、、ムードはゼロ。最悪の告白だったと今では笑い話、、、ですが、私のパワースポットです。

話は戻り、4月は新年度のスタートです。ピカピカの1年生、新社会人など、新しいことに挑戦し始める月です。「がんばるぞ!」「やってやるぞ!」と決意新たに、ふんどしを締め直す人が多いのではないでしょうか?

私は、そんな春が大好きです。

さて、仕事の話になりますが、私はビルダーズサポートに入社し2年を迎えようとしています。1年目は地盤調査、微動探査を担当し、建物を建てる際、その土地の地盤の強度や土質、揺れやすさを調査し現場を駆け回っていました。

今年度は事業内容が大きく変革し、地盤改良工事が内製化され、私はその施工員として新たに挑戦することになりました。必要資格の取得や、スクリュー・プレス工法導入前研修を受講し施工方法や施工機の操縦を勉強してきました。
どんなに建物の耐震性能が高くても、地盤が弱ければ安心して住むことはできません。家を建てるときは、「土地と建物は一体」と捉える必要があり、改良工事は「やるか、やらないか」ではなく、もはや家づくりに必須の工程です。

今年に入り本格的に改良工事が始動し、「さぁやるぞ!」と会社全体の士気が上がり、熱気に満ちていた中でのビルダーズサポートとして初めての案件。私自身もふんどしを締め直し、やる気に満ちたとき、、、異常事態が発生したあの日のことは忘れません。

そう、、、1月の大寒波です。

報道では、記録的な寒波到来と予報されていましたが、これまでとは、、、と皆さんも思ったことと思います。連日降り続く大雪、観測史上最大の積雪量。除雪に追われ施工できず、、、自然の恐ろしさを痛感しました。

この約3ヶ月間で、スムーズに施工できる案件、地中に障害物があり貫入困難な案件、地盤が軟弱な案件など様々な現場を経験してきました。この仕事は地中内での作業の為、目視で判断できるものではありません。施工中の圧密(地盤)により、地中内がどのように動いているのか判断が難しく、周辺状況も確認しながらの作業が必要です。まだまだ判断しきれないこともあり、時間がかかることが多々ありますが、未経験な事案に対して一つ一つ向き合い、適切な判断、処理ができるよう成長し、改良工事を指導できる経験と技術を身に着けられるよう邁進してまいります。

『改良工事』も『ふんどし』も、見えないところだからこそ、安心・安定が求められるってことですね。