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『応援(協力)してくれることへの感謝』

皆さんこんにちは。
製材事業部の奥村です。

今でも世間ではコロナの収束がみえず、五輪開催の賛否など、色々と頭を悩ませるニュースばかり見ているような気がします。
休日も不要な外出を避ける一方、富山県でもコロナ新規感染者が増加した時は、外出することがより億劫に感じるときもあります。
コロナ禍の前、フラっとどこかへ出かけるような、「今までの当たり前のような日々」がいつ戻ってくるのか?と考える毎日です。
いや、「今までの当たり前のような日々」は、これからの未来にマッチしていくかどうかは、難しいかもしれません。
世の中の動きを見つつ、悪いニュースに流されすぎないように論理的に考えて、自分なりに行動していきたいと思います。

さて、ここで私の仕事を紹介します。
現在、私は原材料課に所属しており、グループ人数は3人と少数です。
その中で丸太の選別作業を担当しています。今回その作業内容を2つ紹介します。

まず1つ目は、その名の通り「選別」です。
各産地から集材され、トラックにて入荷した丸太を1台ずつ選別機を通し、長さや径級、曲がりを確認します。
さらに、作業標準書に基づいて1本1本目視検査を行い、選別機とダブルチェックすることにより、工場内で生産する生産品目に合わせて径級・等級(品質)ごとに仕分けていきます。

選別結果の内容について、必要に応じて取引先へ説明を行う場合もあり、常に責任を持って作業しています。
社外の方と関わるということは、少なからずウッドリンクの顔として関わることであり、その重圧と日々戦っています。

そして作業内容の2つ目は、選別作業をするなかで合間に行う「皮掃除」です。

 

皮掃除は、トラック1台~2台分ほどの量の丸太の選別終了時に機械を止め、機械やその周りに落ちた丸太の皮を取り除く作業です。
この作業は時期によって落ちる皮の量や頻度が大きく変わります。
これをしないとセンサーの誤作動や、チェーン部に絡まり大きなトラブルや最悪の場合破損の恐れもあります。
一番多い時期は5月~12月で、皮の落ちる量がとにかく多く掃除の回数も増えます。
機械が屋外にあるため、雨が降れば皮が水を吸って重くなり、冬であれば皮だけでなく雪も積もるため除雪も必要になります。
体力的にも、しんどい作業です。本来は1人作業ですが、同じグループのメンバー達は自分の作業の合間に積極的に手伝ってくれます。

普段、私の倍以上の仕事を抱えている中で時間を作って手伝ってくれることに感謝をする反面、1人で作業をこなせない自分が情けない気持ちになります。
ひと段落したところでお礼を言うのですが、メンバー達はこの作業のきつさは経験した者しか分からないこと、何より「一生懸命に頑張っている人は応援(協力)したくなるもの」と言ってくれます。
自分が見えないところで自分の仕事を見てくれている人達がいることは、かけがえのない力となり、自分もそれに応えて頑張ろうと尚更強く感じます。

私は入社して5年目に入り、今の部署の選別担当になって1年2ヶ月経ちました。
まだまだ未熟者ですが経験を積んで成長し、今度は自分が応援(協力)する側になれるように頑張っていきます。