『常に見られている』

こんにちは。金沢店設計課の森です。
ようやく過ごしやすい秋が近づいてきました。

私は今年で入社して10年目となり、10年間たくさんの素敵な家の数々に携わらせて頂きました。

設計の仕事は、御施主様が生涯安全で快適に暮らせる家の構造体を設計し、設計したものをプレカット工場にバトンタッチをするという、誇れる仕事です。

作業内容は細かい作業が多く、高い設計精度は当然、御施主様やビルダー様にとって、ベストな納まりは何かを考えながら常に最善を尽くすよう日々仕事に取り組んでいます。

そんな私ですが、現在小学校に通う息子が二人いまして、今から4年ほど前でしょうか、次男から父の日のプレゼントに保育園で作った「ペン立て」をもらいました。

「オシゴトでツカッテネ!」

と、派手なゴリッゴリの緑のペン立てを渡されました。

私はさすがに派手すぎたので、

「………マジ?!」

と心の中で思いました…。

いや、たぶん声に出ました。

ですが我が子が一生懸命作ってくれたので、自分のデスクで使わせてもらっています。

ブログ用写真

4年経ち、緑もだいぶ色あせてきました。
ペン立てには息子の写真が貼ってあります。

そのペン立てを置くようになってからというもの、日頃仕事をしていると…常に誰かの視線を感じるようになりました。

…ペン立ての息子の写真から視線を感じるのです。

息子に常に仕事ぶりを、見られているような…。

「お父さん、それで本当に大丈夫?」
「お父さん、それちゃんと考えた?」

と、問いかけられているような…。

今思えば、ペン立てを置くようになってから仕事の質が上がったような気がします…。

日頃ペン立てに見張られているという錯覚からか、緊張感を持って仕事が出来ているからなのかもしれません。
ひとつひとつの仕事を完結させる前に、ベストな仕事ができたか落ち着いて振り返りを行う癖もつきました。

ペン立てからの視線のおかげで土壇場で救われたこともたくさんあります。

どんな時でも焦らず、ベストな仕事をする。
こんなところでも家族に支えられていることに感謝しています。

これからもペン立てに見張られつつ(見守られつつ)、質の高い仕事ができるよう努力していきます。

今ブログを書いていますが、ペン立てから

「お父さん、いつまでブログ記事書いてるの?おしごとしなくて大丈夫なの?」
と言われている気がしてきました…(泣)

お父さん、仕事がんばります^^;