『プレウォールの枠材』

皆さん、こんにちは。
生産課 羽柄材グループの塚根です。

コロナ禍の中で、皆さんはどうお過ごしでしょうか。 
未だに国内での旅行すら行き難い状況が続いていますね。 
継続して、体調管理もコロナ対策もしっかり行って元気に日々を送りましょう。

さて、唐突ですが…自分は10代の頃からバンド活動をしています。
その中で自分は主に、作詞とボーカルを担当しています。
詞を書く時に自分は一つ一つにルールを設けて作詞します。 
例えば、ラップのように韻を踏んで書く、1〜10の数字を入れて書く…等、メロディやリズムだけでなく、歌詞を読んだ時にも楽しめるように書いています。

このようなルールは、仕事においてもとても大切です。
仕事におけるルールの1つとして、材料の品質基準があります。

自分は、羽柄材グループで主に、根太、屋根垂木、筋違、プレウォールの枠材、の生産をしていますので、プレウォールの枠材の加工を例に説明します。

加工機に材料を投入するときに、品質基準から外れる材料が無いか目視検査を行っています。
よくある不具合としては、大きな節、抜けている節、触るとぐらぐらする節、大きい反り、などです。
このような不具合を発見した場合、品質基準から外れるものは加工を行いません。

では、不具合がある材料は捨ててしまうのか?といえば、そうではありません。
節に関するものであれば、不具合箇所を卓上丸鋸でカットしてから使用します。
反りが大きい材料は、その材料から製品長が短い製品を加工することで対応します。
4mの素材の状態で反りが大きくても、短く切ることで問題が無いレベルまで反りを小さくできるからです。

しかし、この作業には少なからず手間がかかります。
この作業に時間をかけ過ぎると、加工機が停止してしまい生産性を落としてしまう可能性があります。
その対策として、加工機の投入口が満タンになるまで材料の投入を行い、加工機が自動運転している間に、節部分のカット、短い製品の加工段取を行うようにしています。
こうすることで生産性を落とすことなく対応しています。

このように、加工機を停止しないように工夫して材料を無駄なく有効に活用できた時は、達成感があり嬉しく感じます。
これは工場の仕事のおもしろいところでもあります。

もし不具合がある製品を加工してしまうと、後工程であるプレウォールの組立担当者が材料を交換しないといけなくなります。
すると後工程がスムーズに仕事を行えなくなり、迷惑をかけることになります。
「後工程はお客様」と言われるように、仲間に対する思いやりも大切だと思います。

このように、なにごとにおいてもルールは大切だと思います。
今後も会社で決められているルールをしっかりと守り、
お客様や後工程に気持ちよく使っていただけるように、日々生産を行っていきたいと思います。

以上、読んで頂き有難う御座います。