『クレドの浸透を』最高品質のものづくり(行動指針No.7)

皆さんこんにちは。改革リーダー第2期生 金沢店設計課の伊勢路です。
ウッドリンクに入社して11年目となりました。
前職では鉄骨系ハウスメーカーに勤めていたこともあり、木造に関してはほとんど知識が無い中、毎日が試行錯誤の日々でした。現在も自分の力不足や未熟さに直面する場面もありますが、プレカット業界の面白さや社会的責任の大きさを感じながら、楽しく仕事をしています!
日々実感するのは企業理念の「対話を重ねて感動を共有する」について行動することの大切さです。

今回、私からは企業理念「対話を重ねて感動を共有する」について

行動指針:私は、お客様のニーズを理解し、共感の心で、最高品質のものづくりを追及します
について解説したいと思います。

具体的な行動は以下3点です。

1. 全ての仕事を「自分の家」と思い、決められた品質・作業基準を遵守する
2. 後工程の業務効率を考え、納期の遵守、解りやすい指示・伝達を意識する
3. お客様の要望・要求の実現に向けて、あらゆる対策を考えて提案する

私が属する設計課では、お客様から頂く設計図書という2次元の情報から、木造軸組という3次元の建物を設計します。その仕事の中では上記3点は密接に関わっています。この中から特に1と3についてそれぞれ解説致します。

1. 全ての仕事を「自分の家」と思い、決められた品質・作業基準を遵守する
入社してから常に「自分の家」だったらどうするか?を問いながら業務にあたっています。先輩や上司から事あるごとに言われてきましたし、現在では部下にもそう伝えている自分がいます。受け継がれているウッドリンクイズムというべき姿勢です。
構造設計ではまだまだ人間が判断することは多く、安全性、経済性、施工性・・・様々な要素を比較しより良い木造軸組を設計するのも人間です。小さなことでもベストな提案を、と心がけていたとしても、そこもやはり人間です。水と同じように低きに流れるもので、自分が楽であれば良い(手を抜こう)という考えが浮かんできます。しかし「自分の家」だとしたらどうでしょうか?
夢に描いたマイホームです。ましてや人生で一番大きな買い物です。後悔しないように理想通りの家にしたいと思いますし、地震が来ても安心で夏は涼しく冬は暖かい・・・そんなことを自然と考え、絶対に手は抜かないはずです。

設計課以外においても、例えば営業マンであればお客様との打合せ、製造ラインであれば加工品の検品、そのほかの業務においても同様に「自分の家だったらどうするか?」を考える機会がきっとあるはずです。
なぜならみなさんが携わる全ての物件には、そのひとつひとつにビルダーさんの想いとお施主様の夢が詰まっているからです。そこに自分ごととして関わり、精一杯やりきり、自信を持った仕事をすること。これが最高品質のものづくりに繋がり、共感することができる。まさしく感動の共有に他なりません。
全社員がこのような同じ思いで仕事にあたれば、素敵なことだと思いませんか?

3.お客様の要望・要求の実現に向けて、あらゆる対策を考えて提案する
こちらについても前述した内容に繋がっていますが、特に設計課の業務の最も楽しいところでもあります。ビルダーさんから頂いた設計図書を確認すると、必ず何かしらのこだわりポイントがあるものです。例えばファサードの印象を重視しているんだな、とか開放的なリビングがコンセプトかな、家事導線が独特だな、そもそも何人家族かな・・・といった暮らしぶりにまで踏み込んでこだわりポイントを確認をします。そこまでやって始めてよりよい軸組設計ができると考えるからです。
我々は設計図書をありのまま実現することが第一に求められますが、それだけでは本当の意味での要望に応えたことにはなりません。時には構造の安全性のために間取りを変更してもらうこともありますが、お施主様にとって間取りを維持することは一要素に過ぎず、安心安全な住まいとすることが「本当のニーズ」のはずだからこそ、そういった提案に繋がります。
コストを掛ければ何でも実現できるかもしれませんが、それは例外です。先方の思いを汲み取り、色々な案を出し、対話を重ねてより良いものが出来たとき、本当にやりがいを感じます。私(ES)とお客様(CS)がイコールとなる瞬間です。みなさんも業務の中で無理難題だなと感じる場面があるかと思いますが、その真意や背景まで考え、本当のニーズを捉えることを意識してはいかがでしょうか。

以上行動指針の紹介でした。
ぜひみなさんも自身の業務の中で実践して、達成感のある仕事をしましょう!