月別アーカイブ: 2016年7月

『休日とロボットと本気の塗装』

みなさんこんにちは、生産課 横架材チームの谷内です。

6月に入って平均気温も高くなり始め、熱中症に気を付けながら日々仕事をしています。

さて、私は趣味の一つに模型製作があります。
元々モノづくりが好きという事もあってウッドリンクに興味を持ち入社し、
現在は製造部生産課で木造住宅の骨組みの加工をしています。

休日は、時間があれば模型製作に精を出しています。
どんな模型かというと、城や戦闘機、そしてロボットを主に製作しています。
長い時間をかけて作り、飾るのが楽しみの一つです。

IMG_0695

模型製作と言っても結構奥が深く、製作過程を簡単に説明すると
『パーツ洗浄』→『組み立て(合わせ目消し、バリ取りヒケ取り)』→『サフ塗装』→『本塗装』
という流れで自分は製作しています。

まずは『パーツ洗浄』ですが、模型の各パーツについた薬剤を落とすための作業です。
この薬品でクリーニングしておかないと後々の塗装で色が付きにくくなり、色ムラが発生する
原因になりますので、しっかり洗浄することが大切です。

次に『組み立て』での合わせ目消し、バリ取りではパーツを組み合わせたときに、
組み合わせ個所に段差が付いていたりバリが付いていたりします。
リアルさを出すために、この段差とバリをカッターやサンドペーパーで綺麗に且つ滑らかに
削り仕上げます。
そして『ヒケ取り』ですが、ヒケとはパーツの成型上どうしてもできてしまう凹みのことで、
これを金ヤスリやサンドペーパーで凹みを処理(削り)します。
処理しない場合や処理が雑な場合にはリアルさが表現できません。

その後、パーツにサーフェーサー(サフ)という下地塗装をするのですが、
この工程によって仕上げの塗装がしやすくなります。
また、このサーフェーサーの時にパーツの傷を発見したりできるので重要な工程です。
仕事でも、いい品質の製品を提供するためしっかり検査しているのと同じことです。

そして『本塗装』をします。
塗装では主にコンプレッサーを用いたエアブラシを使用します。
そのまま吹けるスプレー缶もあるのですが、塗布する際の力加減にムラが発生してしまい
色付きにバラつきが出来ます。
エアブラシだと圧が調整できるので全体にまんべんなく色を塗布することができます。
細かい部分に塗装するときは塗布部分の周りにマスキングテープをして筆塗りをします。
最後に全体に艶消しをスプレーして完成となります。
これをすることによって重厚感が増し、よりリアルさに磨きがかかるのです。

塗装をせずそのまま組み立てた物(素組み)と塗装した後の物を比べてみてください。
かなり違いが出ていると思いますがどうでしょうか。

HI3A0519 IMG_0694
         塗装前                 塗装後

モノづくりを行うという点で仕事と共通点をもっているので、完成したときの達成感は
とても気持ちのいいものです。
少しでも興味を持たれた方がいましたら是非挑戦してみてください。