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『試験を通して成長する』

こんにちは。企画開発部の岡村です。
入社してあっという間に8か月が経ちました。
業務面では慣れないことがまだまだ多いですが、事務所の雰囲気には慣れてきました。
最近メンバーが増えてにぎやかになり、楽しく働いています!

企画開発部では、自社製品の性能を調べるために木材や板材を壊す試験を行なっています。
大学では植物を研究していましたが、木材についての知識はほとんどなく、
先輩方に教えていただきながら試験を行っています。

試験機を使った試験も行ないますが、今回は簡易的に行ったフリー板の試験をお話しします。

現在、フリー板を活用したシェルフの製作を行なっています。
そこで、棚板の強度を調べるために以下のような試験を行ないました。

方法はシンプルで、ひたすら本を置いていきます。
1冊1kg~3kg程度なので、多くの本を重ねる必要があります。
後半はバランスに気を付けながら置く必要があり、1人でジェンガを行なっているような
ドキドキ感を味わうことができました。

本を積んでいる写真

試験では変位計という機器を使い、たわみ量を測定します。
この変位計はとても高価なので、本が倒れて変位計に何かあってはいけない
という緊張感を持ちながら試験を行ないました。

変位計の写真

最終的に65kg分の本と水を置くことができましたが、それ以上置くことはできませんでした。
目標としていた、50kgに耐えられることは分かりましたが、
最大荷重を知ることはできませんでした。
これだけ本を重ねても100kgの荷重にも至らなかったことに驚きました。
曲げ試験機では、何百kgの力をかけることができます。
やはり試験機というのは偉大な存在だと改めて思いました。

試験機器の設定や準備をスムーズにできるようになってきて、
ささいなことですが成長を感じることができます。

来月は、近くの研究所で実大試験機を使った試験を行う予定です。
初めて行う試験なので、試験方法や結果の見かたなど分からないことがたくさんありますが、
先輩方々にご指導いただき、正確な試験を実施できるよう頑張りたいです!