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『家へのこだわり』

こんにちは。企画開発部の多賀です。

天気の良くない日が続きましたね。
昨年の梅雨明けが早かったせいか、今年の梅雨は長く感じられました。

梅雨時期はどうしても洗濯物の乾き具合が気になってしまいますよね。
日中不在となる我が家では、洗濯物は基本部屋干しです。
現在のアパートでは、2階の南面にサンルームがあり、洗濯物を干しっぱなしにしていても気になりません。
その点も気に入って契約したアパートですが、いざ住んで使ってみると、サンルームの奥行が狭いので干している間、ガンガン壁に当たり、洗濯物の下をかがんで移動する等、使いにくいという点が発覚しました。
やはり、実際に体験してみないとわからないことはたくさんあるなと思います。
実家を出てこれまで2軒のアパートで暮らしてきましたが、経験するごとに、「家を建てるならここはこうしたい!」という思いが出てきました。

そして今年、満を持しての?新居建築をすることになりました!
4月ごろからプランの検討を重ね、つい先日契約をしてきました。
一生に一度の高い買い物。
テレビCMのようにハンコを押す手が震えることもなく、たんたんと契約が進みました。
夫婦が2人ともこの業界に携わっている我が家は、かなりの夢と希望とこだわりがつまった家となりそうです。

私のこだわりは、使い勝手や間取りにももちろんありますが、一番は断熱性能です。
HEAT20のG1レベルを目指しています。
HEAT20とは、「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」というものの英語版略称です。
つまりこの委員会が定めた高断熱住宅のグレードがG1なのです。
断熱性能だけでいえば、エネルギーゼロをうたうZEHよりも高い基準となっています。

なぜ私が断熱性能にここまでこだわるのかというと、寒がりというのもあるのですが、私の業務内容と深い繋がりがあります。
私の所属する企画開発部では、住宅の構造の耐震性や、断熱性を向上させるための商品開発、商品の性能を明らかにするための実験、その性能やメリットを伝える資料の作成などを行っています。

その中でも私の専門は「温熱環境」。
住宅の断熱性能や快適性、省エネに関する資料作成やシミュレーションを行っています。

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これまで高断熱住宅のメリットというと「ランニングコストが安い!」という点ばかり、重要視されてきました。
そのため、「高断熱住宅にするためのコストアップ分を、ランニングコストの削減分で賄えないなら、やる意味がない」と考えられ、なかなか広まっていません。
ですが高断熱住宅のメリットは「省エネ」という部分だけでは決してありません。
一番は「少ないエネルギーで年中快適な温度環境が手に入る」ということです。

また「家族が健康に暮らせる」というのも忘れてはいけないポイントです。
昨年の冬は、アパートの寒さに風邪をひきまくった我が家ですが、新居での冬はどうなるか今から楽しみです。
実際に高断熱住宅に住んでみることで、より説得力のある資料が作れるかも!?しれません。