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『言葉の壁を乗り越えて(意思疎通の大切さ)』

こんにちは。生産課合板材チームの前田です。
猛暑が続いておりましたが、お盆が明けて少し落ち着いてきたでしょうか。
しかしまだまだ気温は高いので、しっかりと水分補給をして熱中症に気を付けたいところです。

さて、7月3日より、ベトナム人技能実習生9名がウッドリンクに入社しました。
人生をかけて、夢と希望をもって、異国の地で働くことはとても勇気のいることだと思います。
小心者の私はとても真似ができませんので尊敬に値します。

私が所属する合板材チームには1名が配属され、主に私が壁合板と床合板の加工の指導をしています。

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まだまだ難しい日本語がうまく話せないので、教えるのに悪戦苦闘しているところです。
しかし彼らは、習いたての日本語で真剣に話そうとするし、また聞こうとする必死さが伝わってきます。
言葉が通じる日本人の方が意思が伝わらない場合も多々あります。

私はつい富山弁で話してしまうのですが、これが全く伝わりません。
そのため、標準語を意識して話したり、少しゆっくり話したり、ジェスチャーを使ったり、平仮名で筆談するなどして、なんとか教えています。
例えば、「でかい」と言っても通じないけれど「大きい」というと通じるので、言葉選びが大切です。

意思が通じた時は、お互いに理解できたと自然に笑みがこぼれてとても嬉しくなります。
日本人同士だと体験できないことですね。

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言葉は通じなくても、仕事を少し見てもらうと、すぐに「やりたい」と言ってくるところにハングリー精神の強さを感じます。
日本人の中では受け身な態度で「やってみて」と言われるまで見ているだけの人もいます。
また、私が何か作業をしていると、すかさず手伝おうとしてくれるので、一緒に仕事をするのが楽しくなってきます。

こんな風に、今まで味わったことがない気持ちになることが多くあり、それが仕事をする上で良い刺激になります。
彼らの仕事に対する姿勢は私たち日本人も見習わなければいけないと思います。
そしてお互いに成長できたらと思います。

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実習生の皆さんは今日も、日本の生活や言葉や仕事を覚えるのに必死だと思います。
3年後にベトナムに帰るときには、「日本に働きに来て良かった」「日本って良い国だな」と思ってもらえるように全力でサポートしていきたいと思います。