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『自動化の時代の中でも思いやりを』

皆様こんにちは。製材事業部生産課の吉岡です。

まだまだ残暑が厳しく暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はと言うと、コロナの影響もありお盆休みは遠出もせず、自宅でゆっくりと過ごしました。
来年のお盆休みには、コロナも収束していて旅行などに行けたらいいなと思います。

この度、我が家に新しい家電が仲間入りしました。「ホットクック」と言う家電で、材料を入れてまさに“ほっとく”だけで自動で料理が完成されるというとても便利な家電です。予約機能を使えばその予約した時間に料理が完成し、アツアツを食べる事も出来ます。

妻の仕事の帰宅時間が遅いことが多い為、たまには料理が苦手な私が晩御飯を作って妻の負担を減らすことが出来たらいいなと考えていました。そんな時にホットクックの存在を知り、まあまあいい値段がしたのですが奮発して買っちゃいました。
まず手始めにチャーシューに挑戦しようと思い、レシピ通りに調味料と豚肉を投入し、スイッチオン!(本当は豚バラブロックを使いたかったのですが、手に入らなかった為、スペアリブを使いました。)後は一切の手をかけず、一時間半後にとても美味しそうなチャーシューが出来ました。食べてみると、味がよく染み込こんでほろほろと柔らかく絶品でした。妻にも大好評でした。

 
 
次回は、水を使わずに野菜の水分だけで作る「無水カレー」という物も作れるらしいので挑戦してみたいと思います。

仕事の話に変わりますが、私は現在、原板製造ラインの横バンドソーという機械を担当しています。前工程から送られてきた背板と呼ばれる木材を私の判断で選別します。製品が取れる木材は後工程のエッジャーに送り、製品が取れない木材や曲がりやアテの強い木材は後工程に送らずにチップにします。
担当についた当初は、素早い判断をすることが出来ないこともあり機械の流れを度々止めていましたが、次第にスムーズに判断出来るようになりました。
将来的には自動化され、人の手がなくても簡単に出来てしまう工程かもしれません。

世の中は自動化が進み、ますます便利な時代がやってくるでしょう。便利さにかまけて、悩むことや判断するということが少なくなっていくかもしれません。
しかし、機械にもできないことがあるはずで、人の手が必要なところがあると思います。
例えば、機械の調子を見てやることやメンテナンスすることです。(高額な機械なら自動でしてしまうものもあるのかもしれませんが・・・)人間にある能力「五感」を使います。
 「視覚」・・・変色、変形、通常と違った動きになっていないか。
 「聴覚」・・・通常と異なる音を発していないか。
 「味覚」・・・(機械の調子を見てやることについて)思い当たりません。
 「嗅覚」・・・焦げ臭い等、通常と異なる臭いはないか。
 「触覚」・・・変な振動、温度が高くなっているところはないか。
五感を研ぎすませることで変化に気づくことができ、機械が重大な故障になる前に修理対応できると思います。
あと、自ら考えて行動することができるということも人ができるところだと思います。(自分は両方ともまだまだできていませんが。)
まずできるところ、機械にも思いやりを持って接していきます。