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『義を見てせざるは勇無きなり』

製造部生産課プレウォールグループの谷です。

コロナ禍による緊急事態宣言の延長が検討され、富山県でも先日は過去最高の感染者数が確認されており、緊迫した日々が続きましたが、1日でも早くワクチン接種が普及し個人でもより一層の感染対策を心掛けて生活していきたいと思っております。

私は入社5年目になります。断熱材グループを経て現在はプレウォールグループでベトナム人実習生3名と日本人メンバー1名の2チーム体制で作業を行っております。
実習生達とは言葉の壁はあるものの、うまくコミュニケーションを取りながら日々の業務を行っております。

私には現在高校3年生の息子がいます。小学校4年生の頃からバスケットボールを始め、今は高校バスケの最後の大会になるであろう高校総体富山県予選に向け追い込みをかけている真っ最中であります。前年度はコロナ禍の影響もあり、ほぼ全ての公式戦の中止や遠征の自粛等あり、子供達にとっても、また応援する立場でもある父母にとっても寂しい年になってしまいましたが、今回の大会は富山県の警戒指標がステージ2という事もあり無観客試合で行われる事が決定し、とても嬉しく思う反面、この目で見て応援してあげたかったと寂しくも思います。

その息子はバスケットボールを始めた年から毎年、元日に1年の目標を決め紙に書き、いつでも目に入るように自宅のリビングの壁に掲示しています。これをやり始めた当初は「全国大会に出場する!」や、「ミドルシュートの確率を上げていく!」などといった漠然とした目標を掲げていましたが、息子が大きく成長すると共に目標の内容も少しずつレベルアップしていき、しばらくは目標達成シート(マンダラチャート)を活用し日々の努力を側で見守ってきました。

今年は高校3年生になるという事もあり、バスケットボールとは一区切りする年になるので、目標というよりは自分を鼓舞するような言葉を考えていました。

それは、

「義を見てせざるは勇無きなり」

という言葉です。
中国の孔子の言葉で、意味は「人として何が正しい行動かを理解していながら実行しないのは、勇気がないからだ」を意味する言葉です。損得勘定や羞恥心などが行動の邪魔をし、勇気をもって踏み出せていないことを表します。

勉強、スポーツ、普段の生活全てに当てはめて行動できるいい言葉だなと感じました。この言葉を胸に良い一区切りを迎えて欲しいと思います。

会社の今期の経営方針として「主体変容」が掲げられています。自分自身が変わることで周囲に変化が生まれるという言葉です。
QCサークルにおいて、今期は新しい取組みにチャレンジする予定です。成功するのか、失敗してしまうのかはわかりませんが、私も「義を見てせざるは勇無きなり」を胸に失敗を恐れず勇気を持ってチャレンジしていきたいと思います。